研究者情報

• 村上　由則

学歴

• 1974/04　1978/03　岩手大学　教育学部　養護教育学科　教育学士　卒業
• 1979/04　1981/03　東北大学大学院　教育研究科　教育心理学専攻博士課程前期課程（修士課程）　教育学修士　修了
• 1981/04　1982/03　東北大学大学院　教育研究科　教育心理学専攻博士課程後期課程（博士課程）　中退
• 1994/11　1994/11　東北大学大学院　教育研究科　教育心理学専攻博士課程後期課程（博士課程）　博士（教育学）　その他

学位

• 博士（教育学）

学会及び社会における活動等

• 2007/01　日本特殊教育学会・「特殊教育学研究」・編集委員
• 2007/01　日本育療学会・「育療」・編集委員
• 2013/05　宮城県特別支援教育将来構想審議会・会長
• 2015/10　中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会・特別支援教育部会・専門委員
• 2024/02　宮城県高等学校将来構想審議会・委員

研究分野

• 教育学　特別支援教育　心理学　臨床心理学

著書

• 特別支援教育への招待（改訂版）　共編者( 共編著者)　教育出版　2019/10
• 特別支援児の心理学（新版）　共著　北大路書房　2015/04
• ​​​​障害児保育（新版）　共著　北大路書房　2014/04
• 発達障害学の探求　共著　文理閣　1993/03
• 新学習指導要領の展開（中学校・総則編）　共著　明治図書　2017/11

論文

• 特別支援教育専攻学生対象の障害理解のための教材開発（８）ー大学の授業における教材作製と活用についてー　共著　東北福祉大学教育・教職センター特別支援教育研究年報,No.14,35-48.　2022/03
• デュシャンヌ型筋ジストロフィー成人の主幹的QOL－長期的予後を見据えて教育課程の検討－　共著　特殊教育学研究,58(1),1—9．　2020/05
• ICTを積極活用した本学の授業改善と社会貢献について－講義、実習等におけるeラーニングシステムの整備、運用：自学システムへの移行推進－　共著　宮城教育大学情報処理センター研究紀要～COMMUE～27,89-97．　2020/03
• 特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発（７）－アレルギー反応・症状の理解を中心にした教材－　共著　教員キャリア研究機構紀要，1,29-38.　2019/07
• 電子メールを活用したアドヒアランス維持方法の検討　共著　宮城教育大学情報処理センター研究紀要～COMMUE～26,103-107．　2019/05

その他

• 特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発と教材情報の集積　単著　2014/06　科学研究費補助金・挑戦的萌芽研究「特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発と教材情報の集積」研究成果報告
• わが国における小児血友病患者群(6-15歳)と健常男児群におけるQOL調査結果の検討　共著　2015/03　厚生労働科学エイズ対策研究事業「血友病の治療とその合併症の克服に関する研究」・分担研究「血液凝固異常症のQOLに関する研究」平成26年度QOL調査報告書.43-56.
• 障害理解教材のハンドクラフトとＩＣＴを融合した特別支援教育専攻学生の指導法の改善　単著　2017/06　科学研究費補助金・基盤研究（C）「障害理解教材のハンドクラフトとＩＣＴを融合した特別支援教育専攻学生の指導法の改善」研究成果報告
• 宮城協働モデルによる次世代型教育の開発・普及　共著　2018/03　文部科学省「地（知）の拠点整備事業（大学COC 事業）」「宮城協働モデルによる次世代型教育の開発・普及」最終成果報告書.。14-17，22-42，65-67.
• クラウド活用と教材作製による特別支援教育専攻学生ための障害理解教育システムの構築　単著　2020/06　科学研究費補助金・基盤研究（C）「クラウド活用と教材作製による特別支援教育専攻学生ための障害理解教育システムの構築」研究成果報告

教育活動

• 学校教育現場における実務経験　岩手県公立学校教員として、県立花巻養護学校および県立松園養護学校に通算12年勤務し、学校教育現場における実務経験を積んだ。
• 大学における教育実務経験　宮城教育大学教育学部、助教授・教授として27年間勤務し、大学における実務経験を積んだ。

研究活動

• 「病弱児の生活行動上の困難の分析と支援」の研究　病弱児のかかえる「疾患」の生理・病理的機序をふまえ、それらに起因する「生活・行動的側面の困難（心理的側面）」について分析を行い、病状変動の認知、疾患に即した生活行動様式の変更・維持への支援が病弱教育、特に自立活動の主要な対象であることを理論的に明らかにした。 　対象となる研究活動は、基盤研究(C)・1995-1997「病弱児のセルフケア行動の形成に関する研究（代表・小畑文也，分担・村上由則）」，基盤研究(C)・1995-1997「てんかん児の行動観察システムの開発に関する研究（代表・村上由則）」等の支援を受け、「慢性疾患の病状変動と自己管理に関する研究・風間書房(1997)」や「てんかん発作と学校生活，発達障害研究,23(1),22-31.2001」、「小・中・高等学校における慢性疾患児への教育的支援,特殊教育学研究,44(2),145-151.2006」として発表された。
• 「超重症疾患児におけるコミュニケーション形成の支援」の研究　肢体不自由の中でも超重症児に分類される脊髄性筋委縮症児を対象として、筋肉の運動制御にかかわる神経システムの異常により生じる運動障害状況の生理学的・理学療法的評価を踏まえたコミュニケーション形成に向けたAACシステム開発の実践研究。 　対象となる研究活動は、萌芽研究・2003-2005「脊髄性筋萎縮症児における残存運動機能を活用したコミュニケーション形成の研究（代表・村上由則）」，基盤研究(C)・2006-2008「特別支援教育と教科教育の融合によるオモチャ・教材の開発に関する研究（代表・村上由則）」，基盤研究(C)・2006-2008「遊びの要素を持った脊髄性筋萎縮小児のコミュニケーション補助システムの開発（代表・水谷好成，分担・村上由則）」等の支援を受けた。この研究は、対象児・者の身体状況に応じながら、現在も継続している。
• 「特別支援教育専攻学生のための病弱・肢体不自由教育領域における障害理解教材開発」の研究　病弱児・肢体不自由児の体験する困難を、擬似的に体験しつつその本質を論理的・推論的に理解し得ることが明らかとなった。しかし、学部の「専門授業」や各種研修会の限られた時間の中で、受講者自らが障害児・者の困難を主体的に課題として見出し、掘り下げ、繰り返し検討し、「自ら学ぶ」資質を身に付けることは難しいことが明らかとなった。 　対象となる研究活動は、挑戦的萌芽研究・2011-2013「特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発と教材情報の集積（代表・村上由則）」、基盤研究(C)・2014-2016「障害理解教材のハンドクラフトとＩＣＴを融合した特別支援教育専攻学生の指導法の改善（代表・村上由則）」，基盤研究(C)・2017-2019「クラウド活用と教材作製による特別支援教育専攻学生ための障害理解教育システムの構築（代表・村上由則）」，基盤研究(C)・2020-2022「 能動的学修を誘導する特別支援教育専攻学生のための障害理解授業の内容と形式の研究（代表・村上由則）」支援を受け、現在も継続している。