特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発と教材情報の集積
科学研究費補助金・挑戦的萌芽研究「特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発と教材情報の集積」研究成果報告
本研究は、教材活用の実態調査と教材開発の2つの目的から構成されている。①国内の大学における特別支援教育(病弱・肢体不自由領域)における教材の活用実態を調査した。その結果、教材教具(具体的事物)の活用の必要性を感じているが、実際の授業で比較的頻繁に活用しているのは38%にとどまっている。②特別支援教育を専攻する学生が、 病弱・肢体不自由児の経験する困難の疑似的に体験することを可能にする教材として、糖尿病、血友病、気管支喘息に関連する教材サンプルを開発した。