重度障害者へのかかわりとコンピュータ利用-受信のマルチメディアから発信のマルチメディアへ
重度運動障害児者を対象とした出力代替システム(現在のAAC)について、重度の脳性まひ者へのコンピュータを活用したコミュニケーション支援の実践事例を通して論じたものである。執筆当時はマルチメディアは主に各種感覚情報の受信を示す用語であったが、実践事例においては対象者の多様な運動出力を一般的な言語体系への変換システム、すなわち発信メディアと捉え、そのコミュニケーション形成の視点を検討した。
宮城教育大学情報処理センター年報,5,65-70.