病弱児のかかえる「疾患」の生理・病理的機序をふまえ、それらに起因する「生活・行動的側面の困難(心理的側面)」について分析を行い、病状変動の認知、疾患に即した生活行動様式の変更・維持への支援が病弱教育、特に自立活動の主要な対象であることを理論的に明らかにした。
対象となる研究活動は、基盤研究(C)・1995-1997「病弱児のセルフケア行動の形成に関する研究(代表・小畑文也,分担・村上由則)」,基盤研究(C)・1995-1997「てんかん児の行動観察システムの開発に関する研究(代表・村上由則)」等の支援を受け、「慢性疾患の病状変動と自己管理に関する研究・風間書房(1997)」や「てんかん発作と学校生活,発達障害研究,23(1),22-31.2001」、「小・中・高等学校における慢性疾患児への教育的支援,特殊教育学研究,44(2),145-151.2006」として発表された。