病虚弱・慢性疾患
病気が障害としての意味をもつ理由について、(1)病気であることは変わらないが病状が変化すること、その(2)病状変化の把握が難しいこと、(3)病気に即した生活を続けることは難しいこと、(4)療養生活の意味・目的が子どもにとって明確でないことを、理論的に明らかにした。そのうえで、「病弱児に教育は何ができるのか」について検討するとともに、「養護・訓練(現在の自立活動)」の役割と「医療と教育の連携」の重要性ついて言及した。
こころの科学,81,54-57.