病弱児・肢体不自由児の体験する困難を、擬似的に体験しつつその本質を論理的・推論的に理解し得ることが明らかとなった。しかし、学部の「専門授業」や各種研修会の限られた時間の中で、受講者自らが障害児・者の困難を主体的に課題として見出し、掘り下げ、繰り返し検討し、「自ら学ぶ」資質を身に付けることは難しいことが明らかとなった。
対象となる研究活動は、挑戦的萌芽研究・2011-2013「特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発と教材情報の集積(代表・村上由則)」、基盤研究(C)・2014-2016「障害理解教材のハンドクラフトとICTを融合した特別支援教育専攻学生の指導法の改善(代表・村上由則)」,基盤研究(C)・2017-2019「クラウド活用と教材作製による特別支援教育専攻学生ための障害理解教育システムの構築(代表・村上由則)」,基盤研究(C)・2020-2022「 能動的学修を誘導する特別支援教育専攻学生のための障害理解授業の内容と形式の研究(代表・村上由則)」支援を受け、現在も継続している。