統合保育を支えるコンサルテーションの在り方‐保育士の意識と幼児の変容を通して‐
保育園を対象としたコンサルテーションの3年間の経過報告と内容分析である。分析の結果、①コンサルテーションの進行に伴い幼児の行動変容を契機として保育士・保護者の意識変容が同期的に現れること、②コンサルテーションにおけるアセスメントは発達的視点と保育所の実情にあわせた支援機能が重要であること、③特別支援教育的視点になったコンサルテーションは親和性を前提にして専門性がより有効に発揮されること、の3点が明らかとなった。佐藤美樹夫・関口博久・村上由則
宮城教育大学附属特別支援教育総合研究センター研究紀要,5,1-10.