児童生徒のICT活用能力の育成は学校教育現場における重要課題のひとつであり、そのための教員資質の養成は、教員養成大学の重要なミッションである。本研究では、宮城教育大学に整備されている教育・指導に活用し得るICT環境を概説するとともに、学生指導における具体的活用例を示した。CIT(クラウド・フォ・イノベーティブティーチング)、特別支援教育ユビキタス、高精細・高速テレビ会議システム、宮城教育大学アンケートシステムを有機的に組み合わせ、学生指導や現職教員向け講習等に活用する方法に関して論述した。なお本研究は科学研究費(基盤研究(C) ・17K04911・2017-2019年度)等により実施した。村上由則・安藤明伸・小針善誠