本研究は、学内クラウド上に構築したデータベースを活用した授業形式の開発と自作可能な障害理解教材の開発の2つの目的から構成されている。①学内限定クラウドに構築した教材データベースを活用しての学生自身による教材作製により、学生の障害理解が促された。学生は学内クラウドの情報を振り出しに、インターネット等の各種メディアにアクセスしての能動的学習に取り組むことが確認された。②特別支援教育専攻学生が、病弱・肢体不自由児の困難の疑似体験を可能にする、食物アレルギー、アドヒアランス低下・維持体験、重度運動障害によるコミュニケーション困難等の教材を開発した。