病弱・肢体不自由教育領域の障害・疾患と「困難」の擬似的体験可能な教材の開発、それを活用した特別支援教育専攻学生における障害理解を促進する授業内容・方法を検討した。学生は、教材作製を組み込んだ授業を高く評価することが確認された。教材作製を重要なものと認識している場合や、モノづくりに関心が強い場合には、授業参加がそれらの傾向を強めることが明らかとなった。あわせて、対面形式での教材作製と体験的活動からなる授業形態と、作製と活動をオンライン授業に組み込んだ形態の違いについて検討した。その結果、オンライン授業形態では、モノづくりへの興味関心を十分に引き出せないことが確認された。