研究者情報
研究者基礎情報
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学歴
学位
学会及び社会における活動等
研究分野
著書
論文
その他
教育上の能力に関する事項
教育活動
研究活動
基本情報
氏名
桑原 真弓
氏名(カナ)
クワハラ マユミ
氏名(英語)
Kuwahara Mayumi
所属
総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
職名
教授
researchmap研究者コード
researchmap機関
研究者基礎情報
研究者情報
 
学歴
1985/04 1989/03 山形大学 理学部 化学科 理学士 卒業
1989/04 1991/03 山形大学 理学部 理学研究科 修士(理学) 修了
学位
修士(理学)
学会及び社会における活動等
日本社会福祉学会
日本感性福祉学会
2015/07 仙台市個人情報保護審議会委員
2021/04 宮城地方最低賃金審議会委員
2021/07 仙台市情報公開審査会委員
研究分野
地域研究 ベトナム、ベトナム戦争、枯葉剤被害、被害者家族 ジェンダー 女性、男女平等、家庭内労働 その他 環境化学 その他 ストレス、生体内反応評価、コルチゾル、17-OHCS
著書
「敵対から協力へ:ベトナム戦争と枯れ葉剤被害」(翻訳本) 共著 梨の木舎 2022/08
論文
「The Role of the Nitrogen Atom in the Hydrogenation of Piperidinones and Methylenepiperidines」(査読有) 共著 『J.CHEM.SOC.PERKIN TRANS.2』 1992/02
「ピペリジノン類の接触水素化反応における立体選択性」(査読有) 単著 『東北福祉大学研究紀要第20巻』 1996/02
「硫黄原子を含む人工基質におけるファルネシロピロリン酸合成酵素の反応性」(査読有) 単著 『東北福祉大学研究紀要第21巻』 1997/02
「音楽のジャンル別聴取に伴う内部環境の変化に関する研究」(査読有) 共著 『東北福祉大学感性福祉研究所年報第2号』 2001/05
「車イスダンスの心と体に及ぼす影響」 共著 『東北福祉大学社会福祉研究室報第11号』 2001/05
全て表示する(18件)
「パラリンピック出場者の強化合宿における生体負担度からみた快-不快の疎通についてー熟練者と初級者の比較からー」(査読有) 共著 『東北福祉大学感性福祉研究所年報第3号』 2002/03
「Biochemical and physiological examination of intellectually disabled table tennis players」 共著 『Table Tennis Sciences』(ITTF SPORTS SCIENCE COMMITTEE)NO.4&5 2002/03
「在宅介護者の負担度とデイサービス介入の効果」(査読有) 共著 『疲労研究会疲労と休養の科学第17巻』 2002/09
「障害のある人々のスポーツ活動におけるストレス状況把握に関する検討―唾液コルチゾル測定の応用的試み―」(査読有) 共著 『東北福祉大学研究紀要』(東北福祉大学)第27巻 2003/02
「実験的に実施した快-不快刺激の尿中17-KS、17-OHCS、唾液Cortisol値に及ぼす影響」(査読有) 共著 『東北福祉大学感性福祉研究所年報第4号』 2003/03
「運動部学生の疲労感と早朝尿pHの関係」(査読有) 共著 『東北福祉大学感性福祉研究所年報第9号』 2008/03
「運動部学生における食事内容と早朝尿pHの関係」(査読有) 共著 『東北福祉大学感性福祉研究所年報第11号』 2010/03
「ヘルス・リテラシー理論の再構築」(査読有) 共著 感性福祉研究所年報第12号 2011/03
「健康理解力尺度の作成の試み―一般市民と大学生の調査―」(査読有) 共著 感性福祉研究所年報第12号 2011/03
「一般住民の健康理解力に関連する要因の検討」(査読有) 共著 感性福祉研究所年報第12号 2011/03
「ポジティブ・ヘルスの視点に立った「ヘルス・リテラシー向上法モデル」の実効性の検討」(査読有) 共著 感性福祉研究所年報第13号 2012/03
「仙台市消防局と連携した点検WebアプリKIKATTOの開発─学官連携によるプロジェクト型教育の実践─」(査読有) 共著 『東北福祉大学研究紀要第44巻』 2020/02
調査特集:ベトナムにおけるエージェント・オレンジ被害者とその家族の生活状況~タインホア省での現地調査をもとに~ 共著 カントリーリポート ベトナム No.4 ベトナム戦争の遺産を乗り越える(第5章ジェンダー問題) 2022/08
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その他
メチレンピペリジン類とピペリジノン類の接触水素化“環内窒素の効果” その他(発表学会等) 1990/10 日本化学会第60秋季年会(広島大学)
心の通う介護をめざして~その基礎的研究2)~ その他(発表学会等) 2001/10 日本社会福祉学会第49回全国大会(沖縄国際大学)
モデルを用いた内部環境(快-不快)の一致度に関する基礎的研究 その他(発表学会等) 2001/11 東北福祉大学感性福祉研究所第2回研究発表会
心の通う介護をめざして~介護者の介護感及び不健康愁訴の影響~ その他(発表学会等) 2002/10 日本社会福祉学会第50回全国大会(日本社会事業大学)
ベトナムタインホア省における枯葉剤被害者およびその家族の実態調査に関する事例研究ーインタビューに基づくジェンダーの視点からの課題ー その他(発表学会等) 2021/12
教育上の能力に関する事項
教育活動
教育における基本方針 教養的科目においては、専門的な基盤が十分でない学生に対する苦手意識を和らげる工夫と、学生自らが積極的に取り組もうとする意欲を引き出すことに特に力を注いでいる。理科系の科目を担当しているため、基礎知識として当たり前に用いられる専門用語を、平易な言葉を用いたり周知の事象に例えたりし十分に理解できるように説明する。その上で、理科系の科目であっても福祉との境界領域でも関係があることに気付かせ、異分野の知識を持つことの重要性と興味を向ける柔軟な姿勢の必要性を伝えることを目指す。
教材開発 予定している講義内容とリンクする最新の話題をチェックし、新聞・雑誌等より記事をコピーしたり、部分的に抜き出して編集したりしながら資料を作成している。これら各種論文・雑誌・著書・新聞等を利用し作成したプリントを個別に配付し詳細な解説を加えることで、より理解が深まることを目指している。また、それらだけでは理解し難い表現である場合や、各データの比較検討が望ましい場合等は、更にオリジナルの図表を作成し、タイムリーな話題と既知の理論とが結び付けられるようにする。講義ではパワーポイントを用いた資料も常に併用することで、全体の話の展開と詳細資料との照合をしやすい工夫をしている。
学生評価の活用 大学で実施している授業評価以外にも、毎回の講義終了時に独自に用意した出席カードを配布し、自由に記載させている。10分程度の書き込みにも対応できるような十分なスペースを設けているため、かなり詳細な意見や考えを書き込む学生が多い。また、毎回の傾向として講義の進行と共に書く分量と内容が豊富になっていくため、かなりの情報量が確保できる。その内容から、学生の理解度や意欲の方向性などを参考にするのはもちろんだが、否定的な意見も真摯に受け止めできる限り改善し、学生の希望を取り入れた講義を展開するよう心掛けている。
出席カードの副次的効果 内容を限定せずに自由に記載させるために、特に否定的な意見等を記載しても評価には関係がないことを伝えている。評価に関係ないため、学生は非常に素直な意見を記述しており、教員に対する注文も遠慮なく示される。例えば出席を重視することへの批判意見があった場合には、それを当然と捉える学生も多いことを伝え、上記のような方針や講義の目指すところを説明しつつ、十分に納得した上での受講となるよう努めている。また、講義の進行に伴い書く内容の質が飛躍的に高まり、考えを文字にするという活動に対する成長が顕著に認められる。更に学生の内面的な経年変化を捉えることにも大変役立っている。
学生の立場から見た出席カードの活用方法 同じ教室で学ぶ他学生がどのように感じているかを紹介することで、同年齢の学生の考えを知る良い機会になっている、自分が思いつかない意見を聞き刺激となるなどの、互いに学び合う意識を持つことにも繋がっており、段階的に学生の関心を高めていく効果が認められる。更に学生からは、毎回の講義内容に応じて意見等を書くことを習慣にしていたお陰で、書くことへの抵抗感が減少し考えをまとめる力が付いてきて、就職活動のエントリーシートや面接にも役に立ったという意見が寄せられた。また、対面ではないためか、心の問題を吐露することができる学生も毎年おり、状況に応じた適切なフォローを心掛けている。
研究活動
競争的研究資金「ベトナムにおける枯葉剤被害者家族の生活実態と支援策に関するフィールドリサーチ:南部および北部との地域間比較研究を中心に」平和中島財団令和4年度『アジア地域重点学術研究助成』研究代表者 別ナムの枯葉剤被害者とその家族を大衆にインタビュー調査を行い、被害者家族の置かれている生活実態を社会科学的視点(ジェンダー・人間の安全保障・国際協力・社会経済等)から把握・分析する。調査地としてベトナム南部タイニン省を選定し、研究グループがこれまでに得た北部2省の調査結果と比較検討を加え、地位間の差異や地域特性を検証する。これらにより、政府機関や援助機関に資する政策提言を目指すものとする。
競争的研究資金「ベトナムの枯葉剤被害者家族の生活実態と支援政策に関するフィールドリサーチ」独立行政法人日本学術振興会令和4〜6年度科学研究費補助金、基盤研究(C)共同代表者 ベトナムの枯葉剤被害者とその家族を対象にインタビュー調査を行い、被害者家族の置かれている現状を社会科学的視点(人間の安全保障・国際協力・ジェンダー・社会経済等)から把握・分析する。調査地としてベトナム中部および南部の省を選定し、研究グループがこれまでに得た北部2省の結果と比較検討を行い、地域間の差異や地域特性を検証する。また、政府機関や援助機関に資する政策提言も試みる。
ベトナムの枯葉剤被害者支援に関わる研究 プロジェクトチームの一員として現地の被害者宅を訪問し、インタビューに基づいた実質的な支援策の検証を進めている。担当するテーマとして、未だ全く手付かずである障害児・者の母親に対する精神的なケアや、障害の程度に合わせた世帯を支える仕組み作りの必要性に着目している。
生体内環境を評価する手法の研究 個人が感じているストレスの数値化を目指し、試料採取に関わるストレスが比較的少ないものとして尿に注目した。尿中に含まれるホルモン量を解析することで、生体内環境の変化を示す指標の数値化を目指した。17-OHCS,17-KS,コルチゾルについて一定の指標となることは確認されたが、尿を採取することに抵抗を感じる被験者も多いため、唾液中のコルチゾルの方がより容易に採取できる点で有効であると判断した。
だ液中のコルチゾルを用いた生体内環境の計測 先の研究から計測する試料としては、尿よりもだ液の方が比較的容易に採取できかつ被験者の抵抗感も軽減できるため、小児から高齢者等の幅広い年代においても指標化が可能であると考えられる。今後、特に意思表示が難しい被験者の生体内環境の把握を目指し、簡易かつ簡便な手法としての確立を目指す予定である。また、その他の手法と組み合わせることにより、検知レベルの精度を高めることも視野に入れた応用的研究の可能性も模索していく予定である。
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感性福祉研究所におけるプロジェクト 感性福祉研究所の学術フロンティア推進事業のプロジェクトに参加した。第Ⅱ期では「健康評価に関する研究」という大テーマの中の、「安心・安全・リラクセーション指向型ストレス関連新サービス開発研究」に携わった。プロジェクトで開発された元気点検票の新たな視点として、試験紙を用いた尿のpHチェックによる自己点検の可能性を探った。簡易な方法としては状態変化を観測できる程度の精度において有効性が確認できた。
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