心の通う介護をめざして~その基礎的研究2)~
日本社会福祉学会第49回全国大会(沖縄国際大学)
障害者と健常者のペアで車イスダンスの練習を行い、その前後で人と人との快-不快の共有状態を客観的な指標で示すことを試みた。車イス使用の経験や車イスダンスの実施経験が異なる被験者を検索した結果、特に初級者ペアにおいて快-不快が共有されている傾向が高いことが推定された。また上級者ペアは他と異なった値の変動が認められ、車イスダンスの経験による差異があるものと推定された。障害者との触れ合いを目的に普及が進む車イスダンスは、特に初~中級者においてレクリエーション効果が期待できるものと思われる。