健康理解を組み合わせによる4象限として仮定し、そのバランス状態が重要であるとする仮説を提起した。本研究では健康理解の構造を明らかにし、これを客観的に測定する健康理解尺度を開発することを目的とした。また健康理解力が高い人ほど健康向上行動を取っているか否かを検討することも試みた。その結果、現代社会ではネガティヴヘルスで定義される健康理解についての社会的取り組みに偏っているこtが判明した。また健康観の調査より回答に偏りが見られることから、尺度構成の難しさを認めざるを得ない結果となった。
pp.5-21
皆川州正、山本光璋、水野康、河村孝幸、鈴木玲子、庭野賀津子、大内真弓、前田忠彦、福冨哲也、杉本是明、山口政人、長田久雄、田中喜代次、白川修一郎、山口行治、高安秀樹、高村元章、阿部四郎他