野菜や果物の摂取状況が、早朝尿pH値や主観的な疲労感にどの程度の影響を及ぼすのかを検証した。運動部学生と一般学生とで比較したところ、特にミネラル・ビタミン類、とりわけ疲労回復に効果があるとされているビタミンCの摂取量は運動部学生の方がはるかに多く、マン・ホイットニ検定をかけたところ、全ての栄養素においても有意な差が認められた。このことは運動部学生が運動負荷のない一般学生と同等までに回復できたのは、日々の食事内容が充実している結果によるものである可能性が高いという結論を得た。
pp.9-16
大内真弓、山口政人、小崎浩信、千葉英俊、杉田義郎