研究者情報
研究者基礎情報
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学歴
学位
学会及び社会における活動等
研究分野
著書
論文
その他
教育上の能力に関する事項
教育活動
研究活動
基本情報
氏名
大石 剛史
氏名(カナ)
オオイシ タケシ
氏名(英語)
Oishi Takeshi
所属
総合福祉学部 社会福祉学科
職名
准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関
研究者基礎情報
研究者情報
大石 剛史
学歴
1994/04 1998/03 日本社会事業大学 社会福祉学部 社会事業学科 社会福祉学学士 卒業
1998/04 2000/03 日本社会事業大学 社会福祉学研究科 社会福祉学専攻 社会福祉学修士 修了
2016/04 2019/03 東北福祉大学 総合福祉学研究科 社会福祉学博士 修了
学位
博士(社会福祉学)
学会及び社会における活動等
1998/04 日本福祉教育・ボランティア学習学会
1998/04 日本地域福祉学会
2012/06 日本社会福祉学会
2023/11 日本福祉教育・ボランティア学習学会 理事
研究分野
社会学 社会福祉学
著書
鈴木五郎、相原和子、小林雅彦、六波羅詩朗、
大石剛史
他 入門 社会福祉学 共著 国際医療福祉大学出版会 2003/09
小林 雅彦, 川上 富雄, 永田 祐,
大石 剛史
他 社会福祉の新潮流⑤地域福祉論 共著 学文社 2005/04
林 雅彦, 村川 浩一, 山路 憲夫, 中島 修,
大石剛史
他 地域福祉論-理論と方法― 共著 第一法規出版 2009/04
直井道子、中野いく子、平野方紹、
大石剛史
他 よくわかる高齢者福祉 共著 ミネルヴァ書房 2010/01
大友崇義、宮嶋淳、松永千惠子、
大石剛史
他 うかるぞ社会福祉士 共著 週刊住宅新聞社 2010/10
全て表示する(6件)
田中和則、竹内康博、李木明徳、長谷川洋昭、
大石剛史
他 社会福祉士精神保健福祉士誤文で学ぶ出題パターン見極めトレーニング 共著 日総研出版 2013/09
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論文
福祉コミュニティの形成における主体形成の必要性と課題 単著 日本社会事業大学大学院修士論文 2000/03
地域福祉の主体形成論に関する基礎的考察(査読付き) 単著 国際医療福祉大学研究紀要9 2003/11
主体形成を促進する福祉教育推進プラットフォームのあり方に関する考察(査読付き) 日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要16 2019/03
ケアリングコミュニティの哲学的・思想的研究 ―社会福祉の新しい地平を拓く地域福祉の鍵概念としてのケアリングコミュニティ概念― 東北福祉大学大学院博士論文 2019/03
松永千恵子、
大石剛史
T県内の市町における重度身体障害者の障害福祉サービス受給時間数と障害福祉サービス種類に関する調査研究(査読付き)
共著 社会福祉士 (26) 2020/05
全て表示する(7件)
多文化共生のための福祉教育・ボランティア学習のあり方の批判的検討~交流・創成型多文化共生概念、越境性のボランタリズム、ケアリングコミュニティの理論を用いて~ 単著 日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要39 2022/11
大石剛史
、本橋隆文、上野晃司、松永千惠子 医療・福祉資源の乏しいA市における終末期在宅療養支援の現状と課題に関する研究~A市の終末期在宅療養に関わる専門職へのアンケート調査より~(査読付き) 共著 社会福祉士(30) 2023/02
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その他
狛江市市民福祉意識調査報告書 共著 1999/03
市民福祉意識調査の結果分析からの地域福祉活動計画の評価と今後の課題 ~狛江市社会福祉協議会における地域福祉活動計画の現状と課題~ その他(発表学会等) 1999/06 第13回日本地域福祉学会(埼玉県立教大学)
日本におけるボランタリズム形成の課題 その他(発表学会等) 1999/11 日本福祉教育・ボランティア学習学会第5回大会(千葉県淑徳大学)
福祉教育における個を育てる視点の意義と課題 その他(発表学会等) 2000/11 第6回日本福祉教育・ボランティア学習学会(岐阜県中部学院大学)
総合的な学習の時間における福祉教育プログラムの開発① アメリカの世代間交流プログラムに学ぶ福祉教育プログラムのあり方について その他(発表学会等) 2001/11 第7回日本福祉教育・ボランティア学習学会(栃木県とちぎ福祉プラザ)
全て表示する(36件)
総合的な学習の時間における福祉教育プログラムの開発② アメリカの世代間交流プログラムに学ぶ福祉教育プログラムのあり方について② その他(発表学会等) 2002/12 第8回日本福祉教育・ボランティア学習学会(広島県県立広島女子大学)
小・中学校のための福祉教育・研修プログラムの開発とその実践効果に関する研究,平成12年度~平成14年度科学研究費補助金研究成果報告書 共著 2003/03
地域福祉の主体形成を促進する要因に関する研究成果報告書 単著 2008/03
大学におけるボランティア講座を通した学生ボランティア支援の視点と課題」 その他(発表学会等) 2003/11 第9回日本福祉教育・ボランティア学習学会(富山県富山総合福祉会館)
栃木県社会福祉士会における研修システムの確立に向けた調査研究報告書 共著 2004/03
高齢理解プログラムの視点と課題-日本の高齢理解教育とアメリカIntergenerational Programとの比較から― その他(発表学会等) 2004/11 第10回日本福祉教育・ボランティア学習学会(神奈川県神奈川県立保健福祉大学)
社会福祉士の主体形成の必要性と研修活動の方向性 その他(発表学会等) 2005/02 とちぎソーシャルワーク学会第1回大会(栃木県とちぎ福祉プラザ)
研修・交流活動の意義と課題 栃木県社会福祉士会の取り組みに関する調査研究報告書 共著 2005/03
社会福祉士の研修と職能団体の役割~自己実現と協働性への意欲を高める研修~ その他(発表学会等) 2006/03 とちぎソーシャルワーク学会第2回大会(栃木県とちぎ福祉プラザ)
栃木県における障害児(者)相談支援システムに関する研究①~ホームヘルプサービス事業所の受付経路とその後の連携に焦点をあてて~ その他(発表学会等) 2006/06 第20回日本地域福祉学会(長崎県長崎国際大学)
青少年赤十字活動と福祉教育の関連と今後の課題研究報告書 共著 2007/03
地域福祉の主体形成過程に関する研究〜地域福祉活動・ボランティア活動者4人のライフストーリー分析を通して~ その他(発表学会等) 2007/06 第21回日本地域福祉学会(山口県山口県立大学)
栃木県における福祉教育の現状と課題 その他(発表学会等) 2009/11 第15日本福祉教育・ボランティア学習学会(愛知県日本福祉大学)
災害時におけるソーシャルワーカーの役割と課題 その他(発表学会等) 2012/02 とちぎソーシャルケアサービス学会第9回大会(栃木県とちぎ福祉プラザ)
地震被害の際の視覚障害者の不安要因と二次的被害の予防を目的とした支援に関する研究 その他(発表学会等) 2012/10 日本社会福祉学会第60回秋季大会(兵庫県関西学院大学)
継続的な福祉教育の質を担保するための福祉教育推進プラットフォームのあり方に関する一考察 ~とちぎ福祉教育研究会の研究より その他(発表学会等) 2012/11 第18回日本福祉教育・ボランティア学習学会(茨城県常磐大学)
栃木県内の市町における重度身体障害者のサービス受給時間数とサービス種類に関する調査研究
その他(発表学会等) 2013/02 とちぎソーシャルケアサービス学会第10回大会(栃木県とちぎ福祉プラザ)
T県内の市町における重度身体障害者のサービス受給時間数とサービス種類に関する調査研究 その他(発表学会等) 2013/09 日本社会福祉学会第61回秋季大会(北海道北星学園大学)
栃木県の福祉教育事業 ~福祉協力校制度から小地域で考える福祉教育推進事業まで~
その他(発表学会等) 2014/11 第20回日本福祉教育・ボランティア学習学会(東京都日本社会事業大学)
重度肢体不自由者の在宅での自立生活を可能にする要因に関する調査研究~在宅で生活する当事者へのインタビュー調査から~ その他(発表学会等) 2014/11 日本社会福祉学会第62回秋季大会(東京都早稲田大学)
重度肢体不自由者の地域での自立生活を可能にする 在宅福祉サービスシステムの在り方に関する調査研究~重度身体障害者の自立生活実態アンケート調査をもとに~ その他(発表学会等) 2015/08 第5回国際医療福祉大学学会(栃木県国際医療福祉大学)
重度肢体不自由者の自立生活を可能にする要因に関する研究―自立生活者へのアンケート調査をもとに- その他(発表学会等) 2015/09 日本社会福祉学会第64回秋季大会(京都府佛教大学)
栃木県の各地における高齢者の貧困状況の実態とその支援のあり方に関する調査研究 その他(発表学会等) 2017/08 第7回国際医療福祉大学学会(栃木県国際医療福祉大学)
栃木県における高齢者の貧困状況の実態とその支援のあり方に関する調査研究報告書 共著 2018/03
ケアリングコミュニティ」概念における「ケアリング」概念の検討 その他(発表学会等) 2019/05 第33回日本地域福祉学会(岡山県川崎医科大学)
A市における終末期在宅療養支援の現状と課題に関する調査研究報告書 共著 2021/03
ケアリングコミュニティの理論と地域包括ケア時代の福祉の理念~”ケア”をどのようにマネジメントしていけばよいのか~ その他(発表学会等) 2021/11 第11回国際医療福祉大学学会(栃木県国際医療福祉大学)
多文化共生とボランタリズムを問う意義~福祉教育・ボランティア学習の独自性と課題~
その他(発表学会等) 2021/11 第27回日本福祉教育・ボランティア学習学会(埼玉県Zoom)
A市における終末期在宅ケアの現状と課題に関する調査研究 その他(発表学会等) 2022/07 第30回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会(東京都ホテルイースト21東京)
多文化共生のための福祉教育・ボランティア学習のあり方の批判的検討~交流・創成型多文化共生概念、越境性のボランタリズム、ケアリングコミュニティの理論を用いて~ 2022/11 第30回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会(兵庫県神戸大学)
地域共生社会におけるソーシャルワーカーの現状と課題~栃木県内重層的支援体制整備事業実施自治体と基幹型地域包括支援センターに焦点をあてて~
その他(発表学会等) 2024/06 第32回 日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会(栃木大会)
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教育上の能力に関する事項
教育活動
これまでの教育活動 専門領域である地域福祉の講義科目や、関連科目である福祉行財政、ボランティア論などを主に担当してきました。 また、私は2005年より、前任校の国際医療福祉大学内に設置されたボランティアセンターのセンター長に任ぜられ、学生のボランティア活動支援にも携わって参りました。ボランティアセンターでの具体的実践として、例えば栃木県内の各大学の学生の横のつながりを作ることを目的とした「とちぎ学生未来創造会議」の設立を提唱し、その運営に携わりました(現在は栃木県内のNPO法人に事務局を移管)。2011年に発生した東日本大震災のボランティア活動では、学生の自主的なボランティア活動をサポートし、宮城県岩沼市でのボランティア活動にも学生と共に参加しました。 社会福祉士養成教育や、学生ボランティア支援に関わることは、私自身の喜びでもあり、私の研究成果を伝える機会、また私自身の新たな学びの機会になっています。 その他、大学での研究・教育の傍ら、地域福祉の実践現場に関わることも、研究・教育と実践現場の往還を意図して意識的に行って参りました。実践現場とは深く関係を持ち、自身の知見を現場に還元するとともに、私自身も現場から新たな学びを得てきました。
研究活動
これまでの研究活動 研究活動として力を入れてきたのは、第一に地域福祉の主体形成の理論化と、それを進める福祉教育実践方法の研究です。修士論文では福祉コミュニティを構築する際に求められる住民の主体形成のあり方を理論的に検討し、地域福祉の主体形成の構造的把握を試みました。また社会福祉協議会等の行う福祉教育実践に関わり、福祉教育プログラム開発や、福祉教育プラットフォームのあり方についても実践的に研究してきました。第二に、地域福祉は優れて思想的・価値的実践であるという認識から、地域福祉の基盤となる思想・哲学的研究にも力を入れてきました。博士論文では、大橋謙策が提唱したケアリングコミュニティ概念を思想・哲学的に精緻に研究し、人間の存在論的本質として「ケア」という行為が位置づけられること、また「ケア」は人間の生きる意味の源泉となること、同時に「ケアへの責任」は人々に必然的に重荷として圧し掛かることになるという、ケアの本質、意義、限界を明らかにしました。そして人々が地域の中で「ケアリング」を通して互いの生きる意味を豊かに生み出しつつ、コミュニティの中でそのケア負担をどのように分かち合うことが妥当なのかを基礎づけるケアリングコミュニティ概念を検討しました。第三により具体的な地域福祉の実践課題に関する研究も行ってきました。例えば、重度障害者の地域での自立生活について、自立生活を営む当事者のインタビューやアンケートから、その条件を一定程度明らかにすることが出来ました。貧困に陥る高齢者の研究では、高齢者が貧困に陥るプロセスを事例から明らかにし、高齢化に伴う何らかの引き金となる事象が、その人の個人的要因と環境的要因との相互作用の結果、様々な形で生活困窮を生み出すことを一定のプロセスモデルで把握しました。医療・福祉資源の乏しい地域における終末期ケアのあり方についての研究では、そのような地域の医療・福祉関係者へのアンケート調査を通して、患者や家族に寄り添った支援を多職種連携で行うことにより、ケアの質を一定保つことができるが、医療・福祉資源の不足は当事者の意志に沿った支援の選択肢を狭めるため、やはり大きな課題になることを明らかにしました。