地震被害の際の視覚障害者の不安要因と二次的被害の予防を目的とした支援に関する研究
日本社会福祉学会第60回秋季大会(兵庫県関西学院大学)
東日本大震災時に栃木県内で避難所でのソーシャルワーク業務に従事したソーシャルワーカー1名へのインタビュー調査をもとに、災害時におけるソーシャルワーカーの役割と課題を考察した。課題として、福祉施設との連携がうまく取れなかったこと、震災対応の能力向上、多様な社会資源とのつながり、非常時の連携のあり方の形成、情報共有化の仕組みなどが挙げられ、これらの課題は福祉職の震災対応経験の少なさが背景にあると考察した。