日本におけるボランタリズム形成の課題
日本福祉教育・ボランティア学習学会第5回大会(千葉県淑徳大学)
日本と西洋におけるボランタリズムの形成のあり方を比較し、西洋の罪の文化と日本の恥の文化などの文化論にも触れながら、日本においては「個」の形成が弱く、ボランタリズムが個に根付かず、世間の風潮に流されがちであることを指摘した。ここから日本のボランタリズムの確立には、個々の弱さを開示して弱さで連帯しつつそこから個を確立することの重要性を論じた。