重度肢体不自由者の在宅での自立生活を可能にする要因に関する調査研究~在宅で生活する当事者へのインタビュー調査から~
日本社会福祉学会第62回秋季大会(東京都早稲田大学)
重度肢体不自由者の在宅での自立生活を可能にする要因について、在宅で生活する当事者11名のインタビュー調査に基づいて考察した。結果、当事者のセルフヘルプグループやピアカウンセリング、重度訪問介護の量と質、インフォーマル支援、自立生活の経験そのものが重要であるとの仮説を得ることができた。特に、自立生活の経験は、後に続く当事者のモデルになり、結果的に自治体のニーズ認識とサービス拡充をもたらすため重要であると考察した。