専門領域である地域福祉の講義科目や、関連科目である福祉行財政、ボランティア論などを主に担当してきました。
また、私は2005年より、前任校の国際医療福祉大学内に設置されたボランティアセンターのセンター長に任ぜられ、学生のボランティア活動支援にも携わって参りました。ボランティアセンターでの具体的実践として、例えば栃木県内の各大学の学生の横のつながりを作ることを目的とした「とちぎ学生未来創造会議」の設立を提唱し、その運営に携わりました(現在は栃木県内のNPO法人に事務局を移管)。2011年に発生した東日本大震災のボランティア活動では、学生の自主的なボランティア活動をサポートし、宮城県岩沼市でのボランティア活動にも学生と共に参加しました。
社会福祉士養成教育や、学生ボランティア支援に関わることは、私自身の喜びでもあり、私の研究成果を伝える機会、また私自身の新たな学びの機会になっています。
その他、大学での研究・教育の傍ら、地域福祉の実践現場に関わることも、研究・教育と実践現場の往還を意図して意識的に行って参りました。実践現場とは深く関係を持ち、自身の知見を現場に還元するとともに、私自身も現場から新たな学びを得てきました。