研究者情報
研究者基礎情報
研究者情報
学歴
学位
学会及び社会における活動等
研究分野
著書
論文
その他
教育上の能力に関する事項
教育活動
研究活動
基本情報
氏名
佐藤 恵
氏名(カナ)
サトウ メグミ
氏名(英語)
Sato Megumi
所属
教育学部 教育学科(中等教育専攻)
職名
准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関
研究者基礎情報
研究者情報
佐藤 恵
学歴
1990/04 1994/03 山形大学 人文学部 文学科(英文学専攻) 学士(文学) 卒業
1994/04 1995/03 山形大学 人文学部 専攻科文学専攻(英語英文学コース) 修了
1995/04 1998/03 東北大学 大学院文学研究科英文学英語学専攻 博士課程前期2年の課程 修士(文学) 修了
1998/04 2001/03 東北大学 大学院文学研究科英文学英語学専攻 博士課程後期3年の課程 博士課程単位取得後退学
学位
修士(文学)
学会及び社会における活動等
1995/04 日本英文学会 会員
1998/04 日本ジョンソン協会 会員
2012/12 東北ロマン主義文学・文化研究会 会員
2014/07 東北ロマン主義文学・文化研究会 運営委員
2014/12 『東北ロマン主義研究』 編集委員
全て表示する(8件)
2020/04 十七世紀英文学会 会員
2022/07 東北ロマン主義文学・文化研究会 事務局長
2023/07 日本ジョンソン協会大会準備委員
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研究分野
文学 ジェンダー 英米・英語圏文学 ジェンダー
著書
なし
論文
スコットランド・バラッドと「スコットランド的なるもの」―『ダグラス』をめぐるナショナル・アイデンティティ―(査読付き) 単著 『東北ロマン主義研究』第10号 pp.11-28 2023/07
ジェイン・オースティン小説の演劇性—言語芸術と視覚芸術の交叉―(査読付き) 単著 東北大学英文学研究会『試論』第56集 pp.19-39 2022/12
商業社会におけるゴシックの残滓―恐怖に取り憑かれたティルニー将軍 単著 日本ジョンソン協会年報 第46号 pp.6-10 2022/07
民衆における人間形成と公教育への移行ーイギリス民衆文化とデイム・スクールに着目してー 共著 東北生活文化大学・東北生活文化大学短期大学部紀要 第51号 pp.121-130 2021/02
オースティン作品におけるジェントルマンと感受性ージェントルマン的商人の表象ー 単著 東北生活文化大学・東北生活文化大学短期大学部紀要 第51号 pp.83-88 2021/02
全て表示する(10件)
漱石とホイットマン―イギリス・ロマン派詩人との比較対照を通じて― 東北生活文化大学・東北生活文化大学短期大学部紀要 第50号 pp.87-96 2020/02
漱石と浪漫主義(査読付き) 単著 東北ロマン主義研究 第5号 pp.17-33 2018/12
Pictures and Pictorialization in
Pride and Prejudice
(査読付き)
単著 東北大学英文学研究会『試論 』第45号 pp.23-46 2010/11
漱石とオースティン―『明暗』における小説創造の模索 単著 東北大学英語文化比較研究会 川内レヴュー:英語文化比較研究 第1巻 pp.35-50 2001/04
Women’s Reading and Creation in
Northanger Abbey
(査読付き) 単著 東北大学英文学研究会『詩論 』第38号 pp.55-68 1999/06
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その他
商業社会におけるジェントルマンと感受性—銀行家の妹ジェイン・オースティン その他(発表学会等) 2021/07 日本ジョンソン協会第53回大会 オンライン(Zoom)
オースティン作品におけるジェントルマンと感受性 その他(発表学会等) 2019/11 日本英文学会東北支部第74回大会(東北学院大学)
漱石と浪漫主義 その他(発表学会等) 2017/11 第11回東北ロマン主義文学・文化研究会(東北大学)
言葉とイメージ―オースティン作品における絵画的表象 単著 2017/09 日本英文学会 2016年度支部大会Proceedings pp.149-150
研究書紹介 Timothy Erwin,
Textual Vision:
Augustan Design and the Invention of Eighteenth-
Century British Culture
単著 2017/07 日本ジョンソン協会年報 第41号 pp.19-20
全て表示する(13件)
ジェーン・オースティン作品の演劇性『高慢と偏見』における絵画と演劇の表象 単著 2016/09 日本英文学会 2015年度支部大会 Proceedings pp.154-155
ジェーン・オースティン作品の演劇性『高慢と偏見』における絵画と演劇の表象 その他(発表学会等) 2015/11 第70回日本英文学会東北支部大会(宮城学院女子大学)
『高慢と偏見』における絵画のレトリック その他(発表学会等) 2006/09 イギリス・ロマン派学会第32回全国大会(鳥取大学)
研究書紹介E. J. Clery,
The feminization Debate in Eightreeenth-Century England
(E.J.クレリー著『18世紀イングランドの女性化論争』) 単著 2006/05 『日本ジョンソン協会年報』第30号 pp.29-30
ジェイン・オースティンと家父長制(大会発表論集) 単著 2004/01 『第58回東北英文学会Proceedings』pp.2-8
オースティンとシェリダン 単著 『日本ジョンソン協会年報』第25巻 pp.11-14
オースティンとスコット―『マンスフィールド・パーク』をめぐって その他(発表学会等) 2000/10 イギリス・ロマン派学会第26回全国大会(中央大学)
『ノーサンガー寺院』における女性の読みと創造 その他(発表学会等) 1995/05 第71回日本英文学会全国大会(松山大学)
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教育上の能力に関する事項
教育活動
ICTを利用した授業の実践 Web英語学習システムの活用により、授業内容を振り返りながら学生が自分のペースで継続的に学び、学習内容を定着させることができるようにしている。また、LMSを活用した課題提出や質問の受付を行い、迅速にフィードバックするよう心掛けている。
英語文学のリーディング活動 レベル別多読用の図書や電子ブックを活用し、学生が自分の英語力や関心に合わせて、苦手意識なく楽しみながらリーディングができるようにしている。さらに、多読レポート作成によるライティング演習、ペア・ワークやグループ・ワークによる情報交換やディスカッションを通じたスピーキング演習・リスニング演習を行うことで、4技能の向上を目指している。また一方では、テクストの精読を通じて、既習の英文法を復習しながら新たな語彙や多様な表現を習得をすると同時に、文化的背景への理解を深めることを目指している。
研究活動
日本学術振興会・科学研究費助成事業 基盤教育(C)「長い18世紀英国における商業社会の誕生と感受性の変容に関する学際的研究」(課題番号 21K00406)における調査研究分担(令和3年度~令和5年度予定) 1990年代以降、<感受性>の研究は、医学言説を踏まえ、身体との関係性に焦点を当てて行われてきたが、本研究は、共同体における個人(間)の<感受性>の役割という観点から、近代商業社会における「美学」の問題に結びつけて議論する。具体的には、以下の3点から、<感受性>の再検討を行う。商業社会の進展を背景にした経済、軍事、科学、「美学」言説など諸言説において、① 肉体と精神の関係性の再定義の過程を確認し、② 感覚/感性がもつ意味の変容と多様化の過程を明らかにしつつ、③新たな価値観のもとで「文学」が果たす新たな機能と「美学」の関係に注目して、<感受性>の新たな意味を明らかにする。
日本学術振興会・科学研究費助成事業 基盤研究(C)「長い18世紀における感覚/感性の観点からの感受性の学際的再検討」(課題番号 18K00441)の調査研究分担(平成30年度~令和2年度) 本研究は、「感受性」研究を、従来の18世紀の枠組みから広げ、17世紀後半から19世紀前半までも含めた「長い18世」における、精神性の問題も含めて多様な言説との関係の中で問い直し、従来の「感受性」研究では、中心的ではなかった(医学言説以外の)科学言説、宗教言説、(女性だけでなく男性、クィアも含めた)ジェンダー言説と感受性の関係性の中で考察した。具体的には、近代的な主体が誕生する/構築される時代において、(1) 肉体・精神・魂の関係性の多様な可能性(の模索)という文化的状況を再構築すること、(2) 主体が単独にもつ感覚/感性、主体同士が共有する/対立させる感覚、そして感性がもつ意味の変容と多様化の過程を明らかにすること、(3) 「感受性」という概念を、18世紀後半における「文学」の果たす新たな機能の模索という観点から捉え直した。
夏目漱石と英文学 英文学者でもあった夏目漱石の英文学論を考察し、特に彼が「写実の泰斗」、「則天去私の小説」と高く評価したジェイン・オースティンとの比較研究を行っている。漱石が「則天去私」の境地へと達したとされる晩年、未完に終わった最後の小説『明暗』において、どのような小説創造の模索に挑んでいたのか、「則天去私」的小説とはどのようなものだったのかを探っている。また、漱石が英文学を捉えている中で、イギリス・ロマン派詩人、ヴィクトリア朝詩人やアメリカ民主主義の代表詩人ウォルト・ホイットマンらをどう英文学史の中に位置づけていたのかを整理し、そうした英文学者としての着眼点が自身の創作活動においてどう作用しているかを探りながら、漱石の小説を比較文学的観点から考察している。