言葉とイメージ―オースティン作品における絵画的表象
日本英文学会 2016年度支部大会Proceedings pp.149-150
18世紀英国ではシェイクスピアの戯曲など挿絵付きテクストが盛んに出版されるようになったが、新たな文学ジャンルとして登場した小説と舞台正面からの演劇的構図で描かれた挿絵に注目し、言葉とイメージの相関関係について考察した。さらに,18世紀後半から19世紀前半における女性(作家)を取り巻く問題や、同時代の他小説家との影響関係を踏まえながら、オースティン作品の絵画的表象が孕むイメージの対立や風刺的視点について分析した。