研究者情報
研究者基礎情報
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学歴
学位
学会及び社会における活動等
研究分野
著書
論文
その他
教育上の能力に関する事項
教育活動
研究活動
基本情報
氏名
宇津木 努
氏名(カナ)
ウヅキ ツトム
氏名(英語)
Uzuki Tsutomu
所属
健康科学部 保健看護学科
職名
准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関
研究者基礎情報
研究者情報
宇津木 努
学歴
1997/04 2000/03 山形県立保健医療短期大学(現:山形県立保健医療大学) 看護学科 準学士 卒業
2001/04 2004/03 新潟リハビリテーション専門学校 鍼灸療法学科 専門士 卒業
2004/04 2006/03 東京医療専門学校 鍼灸マッサージ教員養成科 専門士 卒業
2011/04 2015/03 山形大学大学院医学系研究科生命環境医科学専攻前期課程 医科学修士 修了
2015/10 2019/09 山形大学大学院医学系研究科生命環境医科学専攻後期課程 医科学博士 修了
学位
博士(医科学)
学会及び社会における活動等
日本看護協会・宮城県看護協会
日本看護連盟・宮城県看護連盟
全日本鍼灸学会
日本疫学会
日本老年看護学会
全て表示する(9件)
日本メディカルAI学会
日本造血・免疫細胞療法学会
2021/04 山形県国際交流協会 日本語サポーター
2023/12 山形市国際交流協会 日本語サポーター
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研究分野
社会医学 看護学 その他 統合医療 その他 東洋医学
著書
 
論文
Relationship between social support status and mortality in a community-based population: a prospective observational study (Yamagata study)(査読有)/Joint Author/BMC Public Health 2020/2020/10
山形県における外国人介護人材の現状と今後の展望(査読有) 共著 山形大学紀要(医学) 2025/08
山形県民におけるソーシャル・サポートの現状と生命予後、心血管予後との関連(博士学位論文) 2019/09
実験的筋疲労に対する遠隔部刺激の効果(査読有) 共著 理学療法科学 26巻3号 2011/06
瘢痕への皮内鍼の効果について 共著 東洋療法学校協会学会誌 34号 2011/02
全て表示する(10件)
乳癌組織におけるTh17細胞および制御性T細胞の浸潤頻度と病理組織学的分類との関連性(修士学位論文) 2015/03
吸角刺激による筋力への影響 共著 東洋療法学校協会学会誌 33号 2010/02
背部兪穴が腹部お血点に及ぼす影響 共著 東洋療法学校協会学会誌 32号 2009/02
喫煙に及ぼす円皮鍼効果の検討 共著 東洋療法学校協会学会誌 31号 2008/02
舌質・舌苔色と脈拍数の比較観察 共著 東洋療法学校協会学会誌 31号 2008/02
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その他
看護介護の国際交流「外国人看護・介護人材の活躍の現状」(講演) その他(発表学会等) 2024/11 日米医学医療交流財団2024年医学医療交流セミナー 山形市
健康の秘訣は人と人とのつながり~ソーシャル・サポートの重要性と鍼灸師の役割~, 医師の働き方で変わり始める医療の現場~求められる予防医療の重要性と鍼灸~(講演) その他(発表学会等) 2024/07 鍼灸新潟第32回特別講座 新潟市
認知機能低下と歩行障害を伴う血液疾患を有する高齢患者に対する安全な治療支援と看護実践 その他(発表学会等) 2024/06 第37回山形造血器疾患研究会 山形市
化学療法を行う血液疾患の高齢患者への食欲低下・ADL低下に焦点を当てた看護実践と課題 その他(発表学会等) 2024/06 第37回山形造血器疾患研究会 山形市
排泄障害を伴う悪性リンパ腫患者への排便コントロールに関する看護援助の実践と課題 その他(発表学会等) 2024/06 第37回山形造血器疾患研究会 山形市
全て表示する(32件)
ブリナツモマブの在宅治療を支える多職種での取り組み その他(発表学会等) 2024/03 第46回日本造血・免疫細胞治療学会総会 京都
新人看護職員ローテーション制度下における「みんなで新人看護職員を育てる」組織風土の評価 その他(発表学会等) 2023/11 第54回(2023年度)日本看護学会学術集会 横浜
AYA世代の造血器腫瘍患者への看護介入に関する実態調査から見えてきた課題 その他(発表学会等) 2023/07 第36回山形造血器疾患研究会 山形市
未経験者における腎移植看護の不安と負担感を増強する因子の検討 共著 2022/02 日本臨床腎移植学会プログラム・抄録集55回
看護師が抱える腎移植看護への苦手意識の原因とは 共著 2021/02 日本臨床腎移植学会プログラム・抄録集54回
肝臓癌患者に対する在宅療養支援の検討 その他(発表学会等) 2020/11 第51回(2020年度)日本看護学会在宅看護学術集会 山形
療法選択外来でRTC介入からの経過と生体腎移植希望となった一例 共著 2020/10 移植(0578-7947)55巻総会臨時
増え続ける腸疾患と免疫を司る腸の役割, 健康の維持増進に重要なソーシャル・サポート(講演) その他(発表学会等) 2019/11 鍼灸新潟第26回特別講座 新潟市
足底部潰瘍を伴う皮膚疾患患者の入浴を想定した浴室環境の調査 共著 2024/06 日本感染看護学会学術集会講演集19回
山形県民におけるソーシャル・サポートの現状と健康習慣、生活習慣病との関連 共著 2019/07 東北公衆衛生学会誌68号
フィジカルアセスメントの基礎, 鍼灸治療で注意すべき症状と疾患の鑑別(講演) その他(発表学会等) 2018/11 鍼灸新潟第22回特別講座 新潟市
混合病棟入院患者におけるステロイド系抗炎症薬使用の有無と副作用発生状況の実態調査 共著 2018/07 北日本看護学会学術集会プログラム・抄録集21回
高齢入院患者における認知機能スクリーニング調査 その他(発表学会等) 2018/06 日本老年看護学会第23回学術集会 久留米市
入院患者におけるステロイド系抗炎症薬の使用の有無と感染症発生状況の実態調査 共著 2018/03 山形県公衆衛生学会講演集44回
山形県真室川町地域高齢者の介護予防を目的としたサロン事業支援 共著 2016/07 東北公衆衛生学会誌65号
肝がん患者とその家族に対する継続的援助の重要性 退院後の生活状況に関する実態調査 共著 2016/07 日本家族看護学会学術集会プログラム・抄録集23回
鍼灸治療との出会いと社会参加(講演) その他(発表学会等) 2010/11 日本難病看護学会誌 15(1)
押圧枕が筋骨格系の運動制限に及ぼす影響 共著 2010/11 日本統合医療学会誌 3巻2号
吸角刺激による筋力維持効果の検討 共著 2010/05 全日本鍼灸学会雑誌 60巻3号
筋肉への鍼刺激が、筋力、圧痛、筋硬度に及ぼす影響 共著 2010/05 全日本鍼灸学会雑誌 60巻3号
自律神経と血圧の左右同時測定(第18報) 腎不全3ヵ月後透析予定から透析中止まで 共著 2009/05 全日本鍼灸学会雑誌 59巻3号
腹部鍼通電療法を行った1症例の痩身効果の検討 共著 2009/05 全日本鍼灸学会雑誌 59巻3号
膈兪穴(血会)が腹部お血点に及ぼす影響 共著 2008/05 全日本鍼灸学会雑誌 58巻3号
朱氏頭皮針が前頭葉機能に及ぼす影響 共著 2008/05 全日本鍼灸学会雑誌 58巻3号
腰殿部痛を伴う舌痛症に対する鍼灸治療の1症例 共著 2007/05 日本東洋医学雑誌 58巻別冊
奇経八脈の八宗穴における圧痛の特異性について 共著 2007/05 全日本鍼灸学会雑誌 57巻3号
関節リウマチに対する鍼灸治療の1症例 主訴の改善およびQOL向上と白血球百分率変化の関連性について 共著 2007/05 全日本鍼灸学会雑誌 57巻1号
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教育上の能力に関する事項
教育活動
専門学校での教育経験 専門学校における鍼灸療法学科 ・東洋医療学科の専任教員として、東洋医学概論、経絡経穴概論、鍼灸治療学、臨床実習などの科目を担当し、鍼灸師に必要な知識・技術を教授した。また、学科長・教務主任として、カリキュラム編成、学生募集、教員採用、学校運営など、学科全体のマネジメントを行った。学生の進路指導や生活指導にも取り組み、卒業後の活躍を支援した。
看護学校・大学における非常勤講師活動 腎臓内科分野、消化器内科分野、看護統計学、高齢者看護
大学附属病院看護部教育委員としての活動 看護部内教育委員として3年間、新人看護師からベテラン看護師まで幅広い年代の看護師を対象に、実践能力向上のための教育プログラム開発と実施に携わった。特に、大学院で学んだ研究スキルを活かし、看護師の看護研究に対する意識向上とリサーチマインドの育成に取り組んだ。
研究活動
統合医療としての鍼灸の効果に関する研究 近年、高齢者医療において注目されている統合医療の分野においては、自身の資格を活かして鍼灸の効果に関する研究を積極的に行った。具体的には、鍼灸による疼痛緩和効果、リラクセーション効果、自律神経調整作用などに着目し、ランダム化比較試験や観察研究など、多様な研究デザインを用いてエビデンスを収集した。特に、慢性疼痛患者に対する鍼灸の有用性に関する研究に注力し、QOL向上や症状緩和に寄与する可能性を示唆する結果を得ている。
コホート研究を通じた地域住民のソーシャルサポートと健康維持に関する研究 山形大学医学部が自治体・医療機関・民間企業と協力して推進する地域住民対象の「山形県コホート研究」のチームの一員として、地域住民の健康長寿に関するビッグデータを用いた疫学研究に従事している。主な研究内容としては、ソーシャルサポートの量と質が、健康状態(身体的・精神的)や健康関連行動(運動習慣、食生活など)に及ぼす影響を横断的・縦断的に分析した。研究成果としては、ソーシャルサポートの機能的側面が多いほど、生命予後や健康状態が良い傾向があることが示唆された。
臨床看護における症例研究 大学病院の看護師としての臨床経験を活かし、高齢者看護における様々な症例研究に取り組んだ。特に、患者・家族の意思決定支援、在宅療養支援などのテーマに対し、看護師の視点から詳細な観察と分析を行い、個別性を考慮した看護実践モデルを提唱した。これらの症例研究は、学会発表を通じて積極的に発信し、高齢者看護におけるエビデンスの構築に貢献するとともに、看護実践の質向上に寄与してきた。
外国人看護・介護人材の現状と今後の展望に関する研究 超高齢社会における地域の介護労働力不足という喫緊の課題に対し、外国人看護・介護人材の受入れと定着に関する研究にも積極的に取り組んでいる。研究内容としては、外国人看護・介護人材の受入れ状況、就労状況、課題などを文献調査やヒアリング調査を通して明らかにした。また、諸外国の事例を参考に今後の展望を考察している。研究成果としては、外国人看護・介護人材は、日本の医療・介護現場における人材不足解消に貢献している一方で、言語・文化の違いによるコミュニケーションの問題や、資格取得・就労ビザ取得の難しさなど、様々な課題を抱えていることが明らかとなった。