喫煙依存の成立にはニコチンに対する身体的依存と、生活習慣に基づく心理・社会的依存の2種類があるとされている。 本研究では喫煙習慣のある学生で、特に心理・社会的依存の高い喫煙者に対し、RCT(ランダム化比較試験)による円皮鍼の介入を行い、喫煙習慣に与える影響について検討した。禁煙および減煙に対する鍼灸治療においては、適当な刺激量の選択と対象者に合わせた精神的アプローチが必要であることが示唆された。
石橋 義之, 小野 美里, 剣持 拓未, 滝澤 泰子, 成澤 早希, 渡辺 耕介, 宇津木 努, 平井 顯徳, 安戸 方邦, 加藤 豊広