山形県における外国人介護人材の現状と今後の展望（査読有）

少子高齢化が進む山形県において、介護人材の不足は深刻な問題となっている。この課題解決の一助として、外国人介護人材の受け入れが進められている。本研究では、山形県における外国人介護人材の現状を、受け入れ人数の推移、職種、出身国などのデータから明らかにした。さらに、外国人介護人材が直面する課題、例えば日本語能力や文化の違いによるコミュニケーションの問題、資格取得の難しさなどを調査し、これらの課題を踏まえ、外国人介護人材が安心して働き、地域社会に貢献できる支援体制の構築、多文化共生社会の実現に向けた今後の展望を考察した。
宇津木 努, 伊藤 就治, 今田 恒夫

山形大学紀要（医学）