超高齢社会における地域の介護労働力不足という喫緊の課題に対し、外国人看護・介護人材の受入れと定着に関する研究にも積極的に取り組んでいる。研究内容としては、外国人看護・介護人材の受入れ状況、就労状況、課題などを文献調査やヒアリング調査を通して明らかにした。また、諸外国の事例を参考に今後の展望を考察している。研究成果としては、外国人看護・介護人材は、日本の医療・介護現場における人材不足解消に貢献している一方で、言語・文化の違いによるコミュニケーションの問題や、資格取得・就労ビザ取得の難しさなど、様々な課題を抱えていることが明らかとなった。