研究者情報
研究者基礎情報
研究者情報
学歴
学位
学会及び社会における活動等
研究分野
著書
論文
その他
教育上の能力に関する事項
教育活動
研究活動
基本情報
氏名
後藤 美恵子
氏名(カナ)
ゴトウ ミエコ
氏名(英語)
Goto Mieko
所属
総合福祉学部 社会福祉学科
職名
准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関
研究者基礎情報
研究者情報
 
学歴
2008/03 東北福祉大学大学院総合福祉学研究科社会福祉学専攻修士課程修了 修士(社会福祉学)
学位
修士(社会福祉学)
学会及び社会における活動等
日本認知症ケア学会、生活経済学会、日本社会福祉学会、日本老年社会科学会
2013/04 日本認知症ケア学会誌査読委員
2016/06 認知症ケア事例ジャーナル査読委員
2016/12 大崎市介護保険運営委員会;委員長
2017/04 社会福祉法人愛泉会;評議員
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2019/04 カンボジアの社会福祉専門職の人材開発-介護職の人材養成・育成の推進システム化[2019年度科学研究費補助金]
2020/03 みやぎ生協福祉活動助成金審査委員
2020/08 アジア福祉基金;役員
2020/08 宮城県産業教育審議会委員
2021/03 ペシャワール会員
2023/04 カンボジア社会を機軸とした高齢者施設職員の人材開発-プノンペンモデルの実証的展開[2023年度科学研究費補助金]
2023/09 おれんじドア実行委員
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研究分野
その他 社会福祉学(社会福祉、認知症高齢者、ベトナム・カンボジア高齢者) その他 認知症高齢者、ベトナム・カンボジア高齢者、社会福祉、人材育成、ソーシャル・サポート
著書
『外国人介護士と働くための異文化理解』 共編者( 共編著者) 大阪大学出版会 2022/02
『おはよう21』 共編者( 共編著者) 中央法規:通巻第144号 2002/10
『新版 形態別介護技術-老人編』 共編者( 共編著者) 建帛社 2006/06
『さわやかヘルパー』 共編者( 共編著者) 静岡県健康福祉部No.24 1999/02
『おはよう21』 共編者( 共編著者) 中央法規:通巻第86号 1995/08
全て表示する(16件)
『ふれあいケア』 共編者( 共編著者) 全国社会福祉協議会:第21巻第8号 2015/08
『ふれあいケア』 共編者( 共編著者) 全国社会福祉協議会:第21巻第8号 2015/10
『ふれあいケア』 共編者( 共編著者) 全国社会福協議会:第22巻第4号 2016/04
『ふれあいケア』 共編者( 共編著者) 全国社会福祉協議会:第22巻第1号 2016/01
『ふれあいケア』 共編者( 共編著者) 全国社会福祉協議会:第22巻第7号 2016/07
『ふれあいケア』 共編者( 共編著者) 全国社会福祉協議会:第22巻第10号 2016/10
『なっとく!認知症ケア相談室』 共編者( 共編著者) 全国社会福祉協議会:ふれあいケア第22巻11号増刊号 2016/10
『認知症ケア用語辞典』 共編者( 共編著者) ワールドプランニング 2016/11
『介護チームマネジメント』 単著 日総研出版:第13号第5号 2016/11
『ふれあいケア』 共編者( 共編著者) 全国社会福祉協議会:第23巻第1号 2017/01
『ふれあいケア』 共編者( 共編著者) 全国社会福祉協議会:第23巻第4号 2017/04
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論文
「ベトナムの人口構造と高齢者の生活の関連性-農村部における地域機能」(査読有) 単著 東北福祉大学研究紀要:第43巻 2019/03
「ベトナム農村部における高齢者の生活課題-コミュニティの社会的関係からの示唆」(査読有) 単著 東北福祉大学研究紀要:第42巻 2018/03
「ベトナムにおける高齢者福祉の動向」(査読有) 単著 社会福祉研究第125号 2016/04
「ベトナムにおける都市部と農村部の社会的関係の比較研究-ソーシャルサポートシステムの示唆」(査読有) 単著 東北福祉大学研究紀要:第39巻(通巻42号) 2015/03
「ベトナム社会における高齢者のソーシャルサポートの構造」(査読有) 単著 東北福祉大学研究紀要:第38巻(通巻41号) 2014/03
全て表示する(25件)
「ベトナムと日本の介護職員の職務意識の構造の比較研究-ベトナム社会における高齢者対策としての専門教育の示唆」(査読有) 単著 東北福祉大学研究紀要:第37巻(通巻40号) 2013/03
「ベトナム社会の特質と社会福祉の意義-ベトナム高齢者福祉施設における介護職員の仕事満足度の構造と要因分析」(査読有) 単著 東北福祉大学研究紀要:第36巻(通巻39号) 2012/03
「ベトナム高齢者福祉施設における介護職員の職務意識の構造と要因分析-社会背景から捉えた高齢者対策としての専門教育の展望」(査読有) 単著 東北福祉大学研究紀要:第35巻(通巻38号) 2011/03
「ベトナム高齢者福祉施設における介護職員の援助意識の構造」(査読有) 単著 東北福祉大学研究紀要:第34巻(通巻37号) 2010/03
「ベトナムの高齢者福祉施設における介護職員の実態と今後の展望-介護職員の職務意識と利用者理解についての調査に基づく人材育成への示唆」(査読有)first author 共著 東北福祉大学研究紀要:第33巻(通巻36号) 2009/03
「認知症高齢者理解のための専門教育に関する研究-認知症高齢者イメージと実習適応感からの示唆」(査読有) 単著 東北福祉大学大学院総合福祉学研究科社会福祉学専攻紀要:第5巻 2008/03
「ベトナムの高齢者施設における利用者と介護職員との相互課題に関する研究-調査研究を踏まえた二者間のQOLと介護専門教育への示唆」(査読有)first author 共著 東北福祉大学研究紀要:第32巻(通巻35号) 2008/03
「ベトナムにおける高齢期に必要な生活視支援の調査に基づく介護福祉教育に関する研究」 単著 文部科学省・日本学術振興会「平成20~22年度科学研究費補助金基盤研究(B)」研究成果報告書 2011/03
「認知症ケアにおける基礎介護技術の開発3-効果的な対象者理解とコミュニケーション技法に関する研究」 認知症高齢者研究・研修仙台センター平成17年度老人保健事業報告書 2006/03
「認知症高齢者イメージ構造と介護経験によるイメージの差」 共著 認知症介護研究・研修仙台センター研究年報No.6 2006/03
「痴呆高齢者の介護-個別性の理解」 単著 東北福祉大学生涯学習センター年報:第6号 2005/03
「認知症高齢者介護家族の相談ニーズに対する対応方法の検討」 認知症介護研究・研修仙台センター研究年報No.5 2005/03
「認知症高齢者介護家族の相談ニーズに対する対応技術の開発」 共著 認知症高齢者研究・研修仙台センター平成16年度老人保健事業報告書 2005/05
「加齢と健康に関する縦断研究」 共著 認知症高齢者研究・研修仙台センター平成14年度老人保健事業報告書 2003/03
「加齢と健康に関する縦断研究の基礎調査-気仙沼大島住民悉皆調査」 共著 認知症介護研究・研修仙台センター研究年報No.3 2003/03
「痴呆介護指導者養成研修における講義・演習指導に関する「教育実習」の方法に関する研究」 認知症介護研究・研修仙台センター研究年報No.3 2003/03
「介護施設入所者初期における回想法とアクティビティの効果検証及びプログラム開発」 共著 認知症高齢者研究・研修仙台センター平成13度老人保健事業報告書 2002/03
「痴呆介護実務者の職業上の相談に関するニーズ調査」 共著 認知症介護研究・研修仙台センター住友生命75周年記念事業報告書 2002/03
「痴呆介護専門家養成のための研修技法の開発-痴呆介護指導者養成研修カリキュラムに関する検討」 共著 認知症高齢者研究・研修仙台センター平成13度老人保健事業報告書 2002/03
「痴呆介護指導者養成研修カリキュラムの開発」 共著 認知症介護研究・研修仙台センター研究年報No.2 2002/03
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その他
「ベトナム社会における高齢者対策としての専門教育の観点-ベトナムと日本の職務意識の構造」 単著 2013/06 第55回日本老年社会科学会(大阪国際会議場)
「ベトナム社会の特性と社会福祉の展望-ベトナム高齢者福祉施設における仕事満足度と介護肯定感の構造」 単著 2012/10 第60回日本社会福祉学会(関西学院大学)
「ベトナム社会の特性と社会福祉の可能性」 単著 2012/06 第54回日本老年社会科学会(佐久大学)
「ベトナムの社会背景から捉えた高齢者対策としての専門教育の展望-家族・介護の社会意識が示唆する社会福祉の方向性」 単著 2011/10 第59回日本社会福祉学会(淑徳大学)
「ベトナム高齢者福祉施設における家族・介護の社会意識-生活文化的背景を機軸にした人材育成に示唆」 単著 2011/06 第53回日本老年社会科学会(ハイアットリージェンシー東京)
全て表示する(43件)
「ベトナム高齢者福祉施設における介護職員の社会意識と職務構造-人口構造・社会構造からみた高齢者対策としての専門教育の展望」 単著 2010/10 第58回日本社会福祉学会(日本社会福祉大学)
「介護実習における認知症高齢者に対する意識の構造」 単著 2010/10 第11回日本認知症ケア学会(神戸国際展示場)
「ベトナム高齢者福祉施設における介護職員の援助意識の構造-社会背景から捉えた介護専門職養成の検討」 単著 2010/06 第52回日本老年社会科学会(あいち健康プラザ)
「介護実習における認知症高齢者の対応経験とケア意識-認知症高齢者理解のための教育内容の検討」 単著 2009/11 第10回日本認知症ケア学会(東京国際フォーラム)
「ベトナムにおける世代間の家族意識に伴う国民生活への影響-都市部と農村部の意識調査を踏まえて」 共著 2009/10 第57回日本社会福祉学会(法政大学)
「ベトナムにおける介護職員の高齢者イメージからの示唆-介護福祉の概念形成への展望」 共著 2009/10 第57回日本社会福祉学会(法政大学)
「福祉施設が人材に求めるコンピテンシー-A県内福祉施設および機関アンケート調査結果から」 共著 2009/10 第57回日本社会福祉学会(法政大学)
「ベトナム社会主義共和国における介護職員の適応感と介護肯定感の関係-介護福祉の概念形成への示唆」 単著 2009/06 第51回日本老年社会科学会(パシフィコ横浜)
「ベトナムの高齢者施設における介護職員の仕事満足度からの職務意識-介護職員の職務満足度から捉えた人材育成・養成への示唆」 共著 2008/10 第56回日本社会福祉学会(岡山県立大学)
「ベトナムの高齢者福祉施設における利用者の主観的QOLからの生活評価-利用者の主観的QOLの要因分析からの示唆」 共著 2008/10 第56回日本社会福祉学会(岡山県立大学)
「認知症高齢者理解のための専門教育に関する研究-認知症高齢者イメージ及び実習適応感からの示唆」 単著 2008/09 第9回日本認知症ケア学会(サンポートホール高松)
「バーンアウト傾向と認知症高齢者への対応」 共著 2006/10 第7回日本認知症ケア学会(札幌コンべーションセンター)
「介護実習への適応感と認知症高齢者への対応方法-認知症高齢者の理解のための教育内容の検討」 共著 2006/10 第7回日本認知症ケア学会(札幌コンべーションセンター)
「介護経験の差と認知症高齢者イメージ-介護職員及び学生を対象とした調査から(2)」 共著 2006/10 第7回日本認知症ケア学会(札幌コンべーションセンター)
「介護経験の差による対応と視点の相違について-介護職員及び学生を対象とした調査から(1)」 共著 2006/10 第7回日本認知症ケア学会(札幌コンべーションセンター)
「認知症高齢者介護家族の相談に対する対応方法」 共著 2005/10 第6回日本認知症ケア学会(島根県民会館)
「高齢者施設における介護能力マネジメント」 共著 2005/06 第20回生活経済学会(愛知大学)
「高齢者のライフスタイルと生活の質に関する研究」 共著 2003/11 第4回日本認知症ケア学会(東北福祉大学)
「痴呆介護の課題解決方法とその有効性に関する検討-痴呆介護実務者の職業上の相談ニーズ調査から(2)」 共著 2002/11 第3回日本認知症ケア学会(別府ビーコンプラザ)
「痴呆介護実務者における職務上の困難さを規定する要因-痴呆介護実務者の職業上の相談ニーズ調査から(1)」 共著 2002/11 第3回日本認知症ケア学会(別府ビーコンプラザ)
「ベトナムと日本の介護職員における職務意識の比較研究-社会の特性と専門教育の検討」 単著 2013/09 第61回日本社会福祉学会(北星学園大学)
「ベトナム社会における高齢者のソーシャルサポートの構造-社会変容と家族機能の関係からの示唆」 単著 2014/06 第56回日本老年社会科学会(下呂交流会館アクティブ)
「ベトナム社会における高齢者のソーシャルサポトートの関連要因-社会変容と地域機能からの示唆」 単著 2014/11 第62回日本社会福祉学会(早稲田大学)
「ベトナム社会における都市部と農村部のソーシャルサポートの比較研究-共同体意識と社会的関係からの示唆」 単著 2015/06 第57回日本老年社会科学会(パシフィコ横浜)
「ベトナムにおける都市部と農村部の社会的関係-地域共同体認識からのソーシャルサポートの示唆」 単著 2015/09 第63回日本社会福祉学会(久留米大学)
「ベトナム農村部における高齢者の社会的関係」 単著 2016/06 第58回日本老年社会科学会(松山大学)
「ベトナム農村部における社会的関係の構造-ソーシャルサポートと主観的健康感の関連性」 単著 2016/09 第64回日本社会福祉学会(佛教大学)
「ベトナムにおける高齢者とソーシャルサポートの関連性-農村部の地域共同体と社会保障からの示唆」 単著 2017/06 第59回日本老年社会科学会(名古屋国際会議場)
「ベトナム農村部におけるソーシャルサポートの構造-地域共同体の補完システムの検討」 単著 2017/10 第65回日本社会福祉学会(首都大学)
『Raku:Me』 単著 2017/12 みやぎ生活協同組合
「ベトナムの経済発展と地域共同体との関連性-農村部におけるコミュニティの変容と高齢者の生活課題」 単著 2018/06 第60回日本老年社会科学会(日本教育会館)
「ベトナム農村部における主観的幸福感と地域構造-高齢者のサポートシステムの検討」 単著 2018/09 第66回日本社会福祉学会
「ベトナムの人口構造と農村部高齢者の関連-経済発展による人口移動と地域機能」 単著 2019/06 第61回日本老年社会科学会
「現代ベトナムにおける農村部高齢者を取り巻く課題-人口構造と地域機能の相互性」 単著 2019/09 第67回日本社会福祉学会
「カンボジアにおける社会福祉専門職の養成に関する検討-仏教寺院の社会的役割と介護福祉人材の可能性」 単著 2020/06 第62回日本老年社会科学会(「老年社会科学第42回第2号,2020.6.」誌上発表)
「カンボジア僧侶の高齢者観:仏教寺院から捉えた高齢者政策の課題」 その他(発表学会等) 2021/06 第63回日本老年社会科学会
「『認知症にやさしいまちづくり』に学生が挑む:大学と行政との認知症施策連携協定の取りくみ」 その他(発表学会等) 2024/09 日本認知症ケア学会・東北ブロック大会(仙台市中小企業活性化センター)
Elderly welfare needs in Phnom Penh : Care suggested by survey results.「プノンペンにおける高齢者福祉ニーズ:調査結果が示唆するケア」 その他(発表学会等) 2024/09 カンボジア プノンペン 高齢者福祉セミナー,2024(Ministry of Social Affairs, Veteran and Youth Rehabilitation )
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教育上の能力に関する事項
教育活動
演習科目 演習科目では、以下の3点を授業展開で実施している。第1点目としてシラバスとは別に半期ごとのスケージュール表を配付し、学生が自身の学びの確認ができるようにチャック形式として達成度を可視化している。第2点目として、リエゾンゼミでは、➊仙台市との認知症施策推進に関する連携協定に基づき、後藤自身の年度計画案に学生を参画させ実践展開することによって、大学での学びを「社会と社会福祉の関係性」として捉えることとしている(ホームページに掲載有り)。(1)地域における認知症の理解“認知症にやさしいまちづくり”[東口キャンパス]、(2)シニアいきいきまつり(仙台市高齢者生きがい推進健康祭)[勾当台公園にて開催]、(3)認知症本人・家族へのインタビュー動画作成のワーキンググループ[適時開催]。今年度は、(1)の取り組みは全国、また諸外国でも取り組まれており、その中でも大学生が中心としているケースはなく、今後の社会的な意義から本取り組みの継続・継承していくことを含め、名称を学生と検討し、「おれんじvision」とした。名称の提案においては、仙台市地域包括支援課の担当者にも示し承認を得た(我が国の今後の認知症への取り組みとして重要な位置づけとして認識している)。❷地域福祉の推進(本取り組みはSDGSの一環としても位置付け)の観点から以下の2事業に参画している。(1)泉区民ふるさとまつり(SDGs:No.4,11,15,17←SDGsの17ある目標番号)での「鮎のつかみ取り体験」の参画(2)泉ヶ岳悠・遊フェスティバル(SDGs:No.11,12,13,17)での「ペットボトルロケット発射体験」に参画。第3点目として、介護実習の演習では、実践レビューを踏まえ、「(1)介護福祉士」としての専門性を証明する1つとして、第1ステップとして、「介護の再現性の検証」についてデータケースを用いて、『理論思考に基づく介護過程の再現性の検討』をテーマにケーススタディを開催。第2ステップとして、ケースステディから得られた結果から研究課題を設定し、先行研究との関連から学術的に検討している。第3ステップとして、介護実習での学びの総括として、実践内容から専門性の観点から先行研究を踏まえ論点を抽出し、「実践研究」を開催し、介護福祉士としての専門性を学術的な視点から検討している。また、最終段階のディスカッションでは、2年と3年の合同で思考の相互作用の促進の機会としている。
講義科目 講義内容について、第1点目として毎回レビューシート、ワークシート等を活用し、授業内容の理解度の確認と学生の授業整理をさせて提出させている。さらに提出したシートは内容を確認し、翌週に返却しフィードバックをしている。第2点目として、学びの思考をより深化させる目的で、テキスト以外の国内外の知見(論文・文献等)を毎週の授業教材として組み込んでいる。そのことによって、学生の「自己主導型学習」として、学びへの興味・関心を広げるきっかけとしている。
授業運営 授業運営について、どのような授業をするか(構想)、実際に行い(展開)、学生の学習活動・経験を評価する(評価)、そして行った授業全体を検討する(授業評価)の一連の過程に基づき授業を展開している。その際にアクティブラーニングを行い、基礎理論に対する個々の考え方を教員とのQ&AによってDeep Learningと深化させている。アクティブラーニング及び、Deep Learningを通して、Robert M.Gagneの5つの学習成果(言語情報、知的技能、認方略、運動機能、態度)を確認している。
知識・技術の定着 授業内容の意義や必要性、価値を踏まえた教材観(教材の価値や特徴、主な内容、系統・発展性)を明確にして授業を展開し知識・技術を定着化させている。学生のレディネスや既習事項を確認しながら、学生がどこまで理解し、どのような問題意識をもっているのかを把握した上で授業を展開している。
教育評価の活用 授業活動と学習活動について、その適否を検討し授業の効率化や問題点の改善を図り、授業構想・展開などの運営方法の研究に基づき授業を展開している。教育評価の条件として、妥当性が高いこと、信頼性が高いことを踏まえ、評価の観点を(1)関心・意欲・態度、(2)思考・判断、(3)技能・表現、(4)知識・理解の4展開から検討している。
研究活動
ベトナム ベトナムにおける社会福祉を基盤とした観点から高齢者対策の一環としての専門教育に関する研究を展開している。ベトナムでは、1986年の「ドイモイ」政策以降、価値意識の体系の変化をもたらし、特に伝統的村落(ムラ社会)が希薄化し、あるいは家族主義、家族機能の変容によって高齢者の身分的地位・社会的役割が衰退した。さらに、高齢化の進展に伴い高齢者対策が社会問題として顕在化している。ベトナムには社会福祉という概念がなく、社会救助(社会救済)という概念で捉えている状況での本研究は先駆的な取り組みとして位置づけられている。2011年1月、2013年9月にベトナム障害児・スポーツ教育協会(OSEDC)より功績賞を受賞する。2013年12月29日にベトナム赤十字社より感謝状を受賞する。
認知症高齢者 認知症高齢者は成人以降に、脳の神経細胞が何らかの損傷を受けておこる疾患である。原因については、明らかにされていない。また、根治的な治療方法も確立されていないのが現状である。認知症高齢者は、基本症状やBPSD(随伴症状)に伴い、自ら生活を組み立てることや意図的な行動ができない。更には、自らの意思を適切に表現できない。そのことは、同時に家族を含む介護者のケアを困難にさせている。認知症高齢者の適切な理解、ケアの在り方を研究課題としている。2006年10月第7回日本認知症ケア学会大会にて「独自性」「有用性」「発展性」の評価を得て石崎賞(学会賞)を受賞する。
2019年8月にカンボジア王国プノンペンの仏教寺院タンにおいて「高齢者福祉セミナーINプノンペン」の開催と調査を実施した。仏教寺院で高齢者福祉セミナーを開催したのはカンボジア国内では初めて試みであった。 カンボジアでのセミナーでは、高齢者に対する専門的ケアとして「介護の本質」と「介護技術の基本」について講義を行った。また、調査においては調査票を作成し、高齢者に対するイメージと職務意識の構造について分析を行った。本研究は科研費によるものである。また、これまでのベトナムにおける高齢者福祉研究が活かされる研究成果が得られ、研究成果においては学会にて報告。