PIP関節掌側板剥離骨折のsplintと早期運動を併用した治療
PIP関節掌側板剥離骨折に対して、PIP関節伸展ブロックスプリントと早期運動併用法を使用し、脱臼整復位困難例および1mmを超える関節内陥没骨折を除く34例を対象とした。主な受傷原因はスポーツ外傷であり、治療結果として、PIP関節の可動域はほぼ正常に回復し、痛みやADLの支障もなく、仕事やスポーツへの早期復帰が可能であった。機能評価では、優れた結果を示した例が多かった。
日本ハンドセラピィ学会誌 9巻1号