脳卒中後上肢麻痺に対するGraded Repetitive Arm Supplementary Program(GRASP)により上肢機能と生活内上肢使用が改善し復職に至った症例 ―日本語版GRASP作成と臨床実践―
自己管理型上肢プログラムGRASPは、療法士用と患者用のGRASPマニュアルという冊子を用いて進行するが、まだ日本語訳したものがなかったため、開発者のDr.Engより許可を得て日本語版GRASPマニュアルを作成し、当院にて実践している。早期の復職を希望した脳卒中後亜急性期の患者に対し、GRASPを導入し、上肢機能と生活内の麻痺側上肢使用の改善がみられ、職場復帰を果たした症例を報告した。
脳卒中リハビリテーション5巻1号