福祉教育。ボランティア学習における当事者性概念および当事者性学習論の展開をふまえ、その意義と課題を考察した。福祉教育・ボランティア学習における当事者性研究は、学習者固有の当事者性の重要性と、当事者性が交差するところに豊かな学びがあることを見出したが、まだ概念自体に限界があり、その学習方法論も確立されていないことを指摘。これらの課題に対し、精神保健福祉分野や障害分野で展開されている「当事者研究」の知見の適用可能性を検討した。当事者研究の知見や方法論を用いることで、当事者性学習論の限界を乗り越える可能性を示唆した。