本研究は,成人231名を対象に,大規模言語モデルによって生成されたコンプリメント(称賛・褒め言葉)が,自己効力感,ポジティブ・ネガティブ感情,状態セルフ・コンパッションに及ぼす影響を検討した。その結果,コンプリメント群は統制群に比べ,自己効力感およびポジティブ感情の有意な増加,ネガティブ感情の有意な低下を示した。一方,状態セルフ・コンパッションは両群で増加したが群間差は認められなかった。これらの結果は,大規模言語モデルを用いて生成されたコンプリメントが,メンタルヘルスの維持・促進に寄与する可能性を示唆している。(共著者:Takagi, G., Nawa, K., Hagidai, M., Koiwa, K., Mitani, S., & Wakashima, K.)