境界性パーソナリティ障害が疑われた自閉症スペクトラム障害のロールシャッハ反応
境界性パーソナリティ障害と診断されていたが,後に自閉症スペクトラム障害と再評価された2症例を対象に,ロールシャッハ・テストを用いて認知過程と対人関係特徴を検討した。外的刺激への過敏性,否定的意味付け,抑制や依存性の高さなどが重なり,不適応が強化される様相が示された。本研究は,診断の再検討と心理アセスメントの重要性を示唆している。
大正大学臨床心理学専攻紀要, 20,31-35