MMPIの妥当性尺度のスコアとロールシャッハ指標の関連の検討—精神科患者を対象として—(査読付)
本研究は,精神科患者24名を対象に,MMPI妥当性尺度とロールシャッハ指標との関連を検討したものである。分析の結果,L尺度は慣習的反応や否認傾向を示す指標と関連し,F尺度は敵対性や緊張の高さ,拡散的な対人知覚を反映する指標と関連した。一方,K尺度は情動表出の抑制や統制の適切さと関連した。日本において未検討であったMMPI妥当性尺度と投映法指標の関連を示し,心理アセスメントにおける多面的理解の有用性を示唆した。(共著者:高木源, 名和界子)
東北福祉大学研究紀要 第50巻