成人期自閉症スペクトラム障害者のロールシャッハ反応 アタッチメントスタイルによる違い
日本ロールシャッハ学会第23回大会
本発表は,青年期・成人期に診断された自閉症スペクトラム障害当事者を対象に,アタッチメントスタイル別にロールシャッハ反応を比較し,対象関係の特徴を検討したものである。恐れ・回避型では内的活動の活発さと情緒的交流の多さが示される一方,迫害的不安が強く,他者の心情理解が困難である可能性が示唆された。また,人間運動反応は親密性理解や情緒的アタッチメント形成と関連し,他者回避傾向を理解する重要な指標となる可能性が示された。