復職が困難な現代型うつ病を併存する過敏性腸症候群の1例
第74回日本心身医学会東北地方会演題抄録, 東北大学
本症例は,慢性的な腹部症状に現代型うつ病を併存し,復職が困難となった例である。薬物療法は不安や不眠に一定の効果を示したが,内服困難や副作用により継続が難しかった。認知行動療法等により症状理解は進んだものの復職支援には抵抗が強く,うつ症状の改善は限定的であった。一方,休職により腹部症状が軽快するなど,併存病態への対応の難しさが示された。(共著者:齊藤順子, 名和界子, 佐々木大輔)