箱庭療法を行なった夜尿・夜驚症の一例
日本心身医学会第71回東北地方会演題抄録, 山形大学
本症例は,夜尿および夜驚症を呈した小児に対し箱庭療法を行った一例である。家庭内で情緒的な安心感が乏しい中,箱庭において混沌とした葛藤や抑制された攻撃性が象徴的に表現された。継続的介入により空間構造が分化し,養育的イメージを含む物語が展開された。経過とともに夜尿は消失し,夜驚も著明に減少した。箱庭を媒介とした自己調整と症状改善が認められた。(共著者:名和界子, 齋藤順子, 三浦裕介, 佐々木大輔, 大谷浩一)