夜尿・夜驚症児の育児に悩む母親に対する認知行動療法の試み
第 71回日本心身医学会東北地方会演題抄録, 山形大学
本報告は,夜尿・夜驚症を示す子どもの育児に不安や易怒性を抱える母親に対し,認知行動療法(CBT)を行った一例である。母親は育児場面で強い苛立ちや自己否定的認知を示していたが,CBTを通じて子どもとの肯定的関わりに目を向けられるようになった。介入の進行とともに感情は整理され,育児上の困難を現実的課題として捉え直す変化がみられ,母子関係の安定化と症状改善が報告された。(共著者:齊藤順子, 名和界子, 三浦祐介, 佐々木大輔, 大谷浩一)