ヒステリー症状を主訴とした自他の境界が曖昧な青年期男性のロールシャッハ反応
日本ロールシャッハ学会第14回大会, 帝塚山学院大学
ヒステリー症状を主訴とする青年期男性を対象に,ロールシャッハ・テスト所見と心理療法過程を照合し,対象関係と境界体験の特徴を検討した。外的刺激への関わり方や環境への適応様式が図版反応に反映され,共生段階への退行,理想化と価値下げの揺れ,無感情化や心理的引きこもりといった現象が治療過程と対応していた。投映法を通じた臨床理解の有用性を示した。(全頁数45頁,1頁)