健常大学生11名を対象に片脚着地動作における後足部および前足部回内外角度と足関節モーメントとの関連性を検討した。30cm台からの片脚着地動作では、接地後全例後足部は回内し、後足部回内角度と足関節回内モーメントに有意な正の相関が認められた。後足部の回内は下腿の外側傾斜によるものであり、ヒラメ筋による制動であると考えられた.また片脚着地動作では、前足部は初期接地から片脚立位姿勢安定のための接地面への密着させる役割を有し、後足部は衝撃吸収を担うと考えられた。
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石川大瑛, 尾田敦, 牧野美里, 横山寛子