運動部に所属する女子大学生10名を対象に,Drop vertical jump(DVJ)において高く,もしくは速く跳ぶのように指示を加えることで筋電位ピーク時間が変化するか比較した。高く跳ぶと指示をするHJ条件と比較して速く跳ぶと指示するQJ条件では大殿筋,中殿筋,外側広筋,前脛骨筋のピーク時間が有意に短かった。またQJでは腓腹筋のピーク時間とpeak vGRFの間に有意な負の相関を認めた。HJ条件と比較してQJ条件では接地後により速い関節運動が必要であるため,それに伴い筋電位ピーク時間も短縮したと考えられる。
横山寛子,尾田敦,牧野美里,石川大瑛,鹿内和也,塚本利昭,津田英一