当院のACL再建術後リハビリテーションでは、術後8週での達成目標として適切な片脚スクワットの習得を設けている。術後8週以降の動作評価において、片脚スクワットをデジタルミラー(Panasonic社)を用いて正面と側面から撮影し、頭部正面、体幹側屈、骨盤回旋、膝内外反・下腿回旋、足部回内外、体幹と下腿の前傾、膝屈曲角度、足底接地、骨盤前傾、動作のスムーズさの10項目について評価した。初回評価で適正に行えていたのは1/4未満であった。特に前額面および水平面におけるアライメントの習得が不良であり、指導を行う上で留意するポイントと考えられた。
逸見瑠生,横山寛子,瓜田一貴,伊藤郁恵,髙田ゆみ子,斎藤有紀,前田和志,増野夏香,葛原康介,四戸大地,三浦和知,津田英一