当院で改訂後の膝前十字靱帯(ACL)再建術後リハビリテーションプロトコルを施行したACL再建術後患者10例を対象に、スポーツ復帰前に片脚スクワットによる体幹・下肢関節キネマティクス・キネティクスの対称性を調査した。その結果、ACL再建術後患者は片脚スクワットにおける体幹および股・膝関節キネマティクスの対称性を獲得していることが確認された。また、最大股関節内転モーメントでは患健側差を認めたが、最大膝関節外反・屈曲モーメントには患健側差を認めず、動的下肢アライメントの対称性獲得に有用なプロトコルであることが示唆された。
逸見瑠生,横山寛子,瓜田一貴,髙田ゆみ子,斎藤有紀,前田和志,増野夏香,葛原康介,四戸大地,塚本利昭,高梨沙羅,牧野講平,木村由佳,石橋恭之,三浦和知,津田英一