高校生女子バスケットボール選手における股関節内転・外転筋筋力の評価

第59回日本リハビリテーション医学会学術集会​​​​

高校生女子バスケットボール選手を対象に等速性股関節内転・外転筋力を定量評価した。ピークトルク体重比は股関節内転筋で右脚1.21±0.33Nm/kg、左脚1.38±0.31Nm/kg、股関節外転筋で右脚1.80±0.36Nm/kg、左脚1.61±0.34Nm/kgであった。ピークトルク発生時の股関節角度は、股関節内転運動で右脚外転18.5±15.2°、左脚外転5.5±22.0°、股関節外転運動で右脚内転18.4±2.6°、左脚内転12.0±8.5°であった。本研究の結果はACL再建術後の筋力増強トレーニングの位置指標として活用可能である。

逸見瑠生,横山寛子,千々松雅人,前田凱,津田英一