片脚着地動作における下腿近位部加速度評価の再現性について,級内相関係数ICC(1, 1),ICC(1, 3),Bland-Altman分析により検討した。ICC(1,1)は上下・内外側方向の下腿近位部加速度評価のすべてで0.7以上、ICC(1,3)では、上下・内外側方向のすべてで0.9以上であったことから、下腿近位部加速度評価は再現性が高い評価であるといえる。Bland-Altman分析では、上下・内外側方向の加速度において系統誤差は認められなかったが、MDCが大きいことから測定誤差が大きい評価であると考えられる。膝前十字靭帯損傷のリスク評価として下腿近位部加速度から個人の動作の特徴を捉えるためには、複数回の平均値を用いて評価する必要があると考えられる。
横山寛子, 逸見瑠生, 前田凱, 千々松雅人, 前田和志, 高田ゆみ子, 斎藤有紀, 増野夏香, 四戸大地, 葛原康介, 石岡新治, 星豪志, 山舘菜緒, 成田雅, 白川三桜, 西村信哉, 伊藤由樹, 三浦裕幸, 上原子愛菜, 石田愛幸, 古川寿文, 門田彩花, 津田英一