一般的に、フレイル高齢者は、握力や歩行速度などの身体的な指標により判定される。しかし、日中の活動量と夜間における休息とのバランスも、フレイルに移行する因子の一つとして指摘されている。筆者による先行研究では、ウェアラブルデバイス(ActiWatch)を使用したが、非常に高額であり一般的に普及し難い。そのため、商業用として広く普及している新たなウェアラブルデバイスを導入する予定。睡眠の質や日中の活動量と夜間の休息状況などのデータをスマホで24時間モニタリング可能、データベースへの大量保存の自動化をシステム構築する。スマホ一台とウェアラブルデバイスだけで、一般市民が手軽にフレイル予防に努められる研究としたい。