聴覚障害のある学生支援に関する一考察~「UDトーク」の音声認識の精度を上げるための話し手の工夫~
東北福祉大学では、講義における聴覚障害のある学生の支援のため、UDトークアプリ(以下「UDトーク」)を活用した音声文字化システムを導入している。この「UDトーク」を使ったシステムをより効果的に活用して情報保障をしていくためには、音声認識の精度を上げることが大切である。講義において話し手である教員の話声を高い精度で音声認識して文字化できれば、学生の講義内容の確かな理解にもつながると思われる。「UDトーク」の音声認識の精度を上げるために、講義において教員ができる工夫について考察した。
東北福祉大学教育・教職センター 特別支援教育研究年報-第16号-