務台理作の教育理念論に関する研究-個人と国家の関係構造-【査読有】
戦後教育改革研究の一環として、日本側教育家委員会の委員や、教育刷新委員会第一特別委員会委員であった務台理作の教育理念論の検討を行った。その結果として、委員長の南原繁からの信頼も篤かったと思われる務台は教育刷新委員会における戦後の教育理念に関する議論の中では、個人価値を強調したが、一方で個人と国家とを民族協同体の論理によって関連付けようとしたことを指摘した。(全頁数9頁。)
修紅短期大学紀要、第30号