第9章「通信制高校における学習支援の取り組み-公立通信制高校独立校の事例から-」(178~198頁)を担当。
近年増加傾向にある通信制高校について、まず、生徒の抱える課題の多様化への対応という歴史的課題が顕在化する過程を検証した。その上で、高等学校の生徒数全体の減少や生徒たちの抱える課題の多様化を背景として、各都道府県で高等学校の再編計画が策定・実施されるなか、2000年代以降に設置された新たな公立通信制高校独立校(通信制課程のみを設置する高等学校)における学習支援システムに関して分析を行い、その特徴を明らかにした。
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