目的:脳卒中片麻痺者における身体機能と歩行中の下肢伸展角度の関係性を明らかにすること。
方法:脳卒中片麻痺者26名を対象にした。歩行速度、歩行中の立脚後期における下肢伸展角度と速度増加、BBS、FMA、下肢のmotricity index(MI-LL)を測定した。統計学的解析は下肢伸展角度を説明変数とした重回帰分析(ステップワイズ)、下肢伸展角度と歩行速度に関するパス解析を行った。
結果:重回帰分析ではBBSが有意な項目であった(p<0.001)。パス解析では下肢伸展角度はMI-LLによって影響を受け、麻痺側推進力を介して歩行速度には影響を与えていた。
Appl. Sci. 2022, 12(19), 9466; https://doi.org/10.3390/app12199466
Matsuzawa Y, Miyazaki T, Takeshita Y, Araki S, Nakatsuji S, Fukunaga S, Kawada M, Kiyama R