論文

基本情報

氏名 荒木 草太
氏名(カナ) アラキ ソウタ
氏名(英語) Araki Sota
所属 健康科学部 リハビリテーション学科(理学療法学専攻)
職名 助教
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

前脛骨筋と中殿筋に対する機能的電気刺激が脳卒中片麻痺者の歩容に与える即時効果:症例研究(研究報告)(査読付)

単著・共著の別

共著

概要

目的:麻痺側の前脛骨筋と中殿筋への機能的電気刺激が脳卒中片麻痺者の歩行に与える即時的な運動学的変化を検討すること。
方法:対象は、左片麻痺を呈し脳梗塞発症後101日が経過した70歳代女性、歩行はT 字杖を使用し、自立していた。麻痺側の前脛骨筋のみに対する電気刺激、前脛骨筋に加え中殿筋にも電気刺激を行う2つの刺激条件下で歩行練習を行い、その前後の歩行を比較した。
結果:歩行速度、歩行率、ストライド長は2条件ともに改善したが条件間に明らかな差を認めなかった。一方、前脛骨筋のみの刺激に比べ中殿筋への刺激を追加した条件では、麻痺側初期接地時の上部体幹の矢状面における傾斜が正中位に近くなり、股関節の矢状面における運動範囲が増加した。
結語:脳卒中の歩行練習では、前脛骨筋に加え中殿筋に電気刺激を行うことで、麻痺側立脚相の体幹と股関節の運動の改善に寄与する可能性が示唆された。
鹿児島大学医学部保健学科紀要 32(1):29–36,2022

荒木草太、川田将之、宝満厚太、東條竜二、中村俊博、竹下康文、大渡昭彦、木山良二

発表雑誌等の名称

 

発行又は発表の年月

202203