論文

基本情報

氏名 荒木 草太
氏名(カナ) アラキ ソウタ
氏名(英語) Araki Sota
所属 健康科学部 リハビリテーション学科(理学療法学専攻)
職名 助教
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

Effect of hand support during squats on tibiofemoral and patellofemoral joint forces(査読付)

単著・共著の別

共著

概要

【目的】通常のスクワットと支えを得て行うスクワットにおける関節力と筋力を比較すること
【方法】10名の健常若年男性が、通常のスクワットと右手で支えを使用するスクワットを行いました。両下肢の手の支持力と床反力はフォースプレートを用いて計測しました。下肢の脛骨大腿関節と膝蓋大腿関節の力と筋力は、モーションキャプチャデータに基づく筋骨格モデルシミュレーションを用いて推定しました。関節力と筋力は、各参加者の体重(% BW)に対して正規化しました。通常のスクワットと支えを得て行うスクワットの変数は、反復測定法による分散分析またはフリードマン検定を用いて検定しました。
【結果】支持具を用いたスクワットにおける手の支持力は、12 ± 5 %BW であった。支持具を用いることで、右脛骨大腿関節応力は321 ± 38 %BWから278 ± 42 % BWに有意に減少し(p = 0.032)、右膝蓋大腿関節力は427 ± 46 %BWから356 ± 61 %BWに減少した(p = 0.008)。右内側広筋、大腿二頭筋、大殿筋の筋力は減少したが、大腿直筋の筋力は増加した。これらの結果は、手の支持具を用いたスクワットは関節力を軽減し、特に遠隔リハビリテーションや在宅運動の場において、より安全なリハビリテーション運動指導を提供できることを示唆している。

Takeshita Y, Kiyama R, Kawada M, Nakai Y, Miyazaki T, Araki S, Nakashima S, Fukuda M, Shimose D, Suzuki R, Nishikawa T. Effect of hand support during squats on tibiofemoral and patellofemoral joint forces. J Biomech. 2025 Aug;189:112814. doi: 10.1016/j.jbiomech.2025.112814. Epub 2025 Jun 11. PMID: 40532613.

発表雑誌等の名称

 

発行又は発表の年月

202508